社会問題小説・評論板
- Re: チャット・ネットワーク戦争 ( No.3 )
- 日時: 2011/03/03 17:48
- 名前: 水飴 ◆ZHxoPlCnWU (ID: K68xY4Ax)
第一話
私の名前は美紗。
今日は日曜日なので、朝からキーを叩いていた。
理由?それは、私が約一カ月かかって作ったサイト
「ハンターアイランド」と「グリードダンジョン」にログインしていたから。
一年前に創り上げたこのサイト。
今では、利用人数・会員人数がそれぞれ、
表の「グリードダンジョン」が約10万・約5万人。
裏の「ハンターアイランド」が約90万人・約70万人。
と大人数になっている。
裏の利用人数が多くなったため、初期は10サバの5chずつだったチャットルームを
裏の方だけ20サバの10chに増やした。(*サバ:サーバーの略)
今、入ってるのはハンターアイランド。通称H×I。
裏って言ってるけど、主にこっちにいる。
♪〜♪〜♪♪〜
少しいじっていると、携帯の着信音が鳴り始めた。
美紗「相手はだ〜れだっと…お、音弥!?」
すぐに会話ボタンを押し、話し始める。
美紗「お、音弥?朝早くにどうしたの?」
言いつつ時計を見ると、am7:30と表示されている。
音弥「あ、おはよう。ごめん、朝に電話して。」
何故か電話してきた声は疲れがにじみ出ていた。
美紗「オハヨ。ううん…大丈夫だけど。…なにかあったの?」
(…なんか、いやな予感がする…)
音弥「……。実は———」
しばらく黙ってから言われたことは、
驚き・悲しみも通り越し、怒りも忘れてしまうようなセリフだった。
(昨日親が事故で病院に……しかも、犯人が美園の親…美園自体があんなだから納得できるけど…)
————
美紗「…美園…ね。音弥、確かパソコン持ってたよね?」
音弥「あ、ああ。」
美紗「私、とあるサイトをやってるんだけど、
そこであいつに復讐しない?」
音弥「え…?復讐できるのか?」
美紗「100%とは言えないけど、できるよ。」
音弥「…そのサイトを教えてくれ。」
美紗「元からそのつもりだったんだ。
あと、電話で聞かれてたらいけないから、メールで知らせるよ。」
音弥「わかった。…聞いてくれてありがとう。」
美紗「…どういたしまして。困ったときは、また電話してね。」
音弥「ああ、わかった。じゃあ。」
美紗「じゃあね。」
ツー ツー ツー……
—————
美園…本当に軽蔑するよ…
こんなことまでやるとはね…
さあ、改革…いや。戦争の幕開けね。