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社会問題小説・評論板
- Re: 傍観者. - 虐めてるのは 僕 - ( No.3 )
- 日時: 2011/08/24 11:51
- 名前: 理依. ◆ZKm1hh9xJU (ID: ZvRr1aJX)
- プロフ: / I don't wanna have to cry no more .
▼ 01
「 毎日よくやるよな、あいつらも 」
「 加減ってもんを知らねえもんな 」
まあ、俺らには関係ないんだけど。
俺は水島陽汰という。
部活は無所属。
高校1年の2組。
素敵なDKライフを望んでたんだけど、
現実はそう甘くはなかった。
恐ろしい事に俺らのクラスでは
『虐め』が発生していた。
殆どは女子生徒がやってるから
男子はあんま関係ないけど、
観てるのは少し——楽しかったり。
俺は感情ってもんがないのかもしれない。
「 貴瀬も可哀想だよな 」
「 貴瀬って可愛いけどなぁ 」
「 眞城って金持ちなんだろ? 」
「 らしいけど 」
「 俺の美月は関係ないけど〜♪ 」
目の前の糞男子2名は虐め関連の話題を
絶えず繰り出し続けていた。
若狭宥和と桑森優穂。
俺は終始ため息状態。
「 宥和、朝からノロけんな 」
「 んだって陽汰ちゃんさ 」
「 ちゃん付けキモイな! 陽汰! 」
「 …… 」
馬鹿みたいに笑う2人をよそ目に、
俺は虐めが起きているその現場に目をくれた。
「 痛っ…やめてっ 」
「 やめてじゃねぇよ! かまととぶんなよブス 」
「 ははっ、香梨ゆうね 」
「 も…本当無理だってば! 死ぬ 」
「 じゃあ早く死ねよ 」
眞城香梨を始めとする数人の女子が
貴瀬莉生を囲んで暴行を働いていた。
宥和の彼女の永西美月は加わっていなかった。
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