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「おはよう世良！今日から季良いじめ、がんばろうね」
「え？ああ、季良いじめねっ！めっちゃ楽しみぃ〜♪」

今私たちは、朝になって登校している所です。
最近は（昨日から）、季良いじめの話で盛り上がっています。

「あっ！世良、愛香！はよ、昨日の季良いじめの話、聞いたぜ！あたしも参加していいか？」

この子は、高原月乃ちゃん。
私と愛香は、月乃って呼んでるんだけど…。
月乃は、話し方も男っぽいし、顔つきも美形だから、女子からも人気なの！！

「月乃！まっちゃは全然オッケーだよ！世良、断然いいよねっ？」
「うん！むしろ、入ってくれて有難うって所！月乃、一緒にいじめようねっ！」
「ありがとな！てか、噂をすれば、あの季良が居るぜ？どうする？」

そう、あの季良が、こっちに来ています。

「私たちが先にいかないと！あっちの階段上ればすぐ教室いけるよ！」

色々と準備があるから！
い　じ　め　る　た　め　の　ね　♪

「すっげー世良！よくこんな近道分かったな！」
「世良は、いつも学校探検していたもんね！こんな時に役立つとは！まっちゃ、ますます世良にラブだよぉ〜！」

いやいや、それ、もう口癖になってるね…。
っと。もうついたよ。早いでしょ。
実はこの階段、元は先生しか使っちゃいけなかったんだけど、そのまま先生も使わなくなっちゃったの。
だからちょっとさびついてる。

「世良、愛香、月乃！おはよう、季良いじめ頑張ろうね！」
「……おはようございます。」

最初に言ってくれたのは、藤井里穂。
そして、次に言ったのは…、…………（誰だっけ…）
あ、つ、次に言ってくれたのは、坂下狢さん。

「私は、いじめじゃなく、姉妹喧嘩の様なものだと…思うのですが。」

…んまぁ、まだ姉妹喧嘩よね。
だけどこれから、クラス一同でアイツをいじめる。
楽しみにしててよ？