社会問題小説・評論板

続「気になる」 ( No.25 )
日時: 2011/09/25 10:30
名前: 綾咲 芽留 (ID: iGvI5nur)

「ねぇ世良。まっちゃいつも思うんだけどさ…狢ちゃんってさ、暗いよね」
「そう?さっき話したけど、以外に優しいよー」
「そっかなぁ〜……?」

と、言っていると、先生が入ってきた。

「みなさん、おはようございます」
【おはようございます】
「いきなりですが、3組に転校生が来て人数が合わなくなったので、3組の綺羅さんが1組に来ることになりました」

えぇえ〜!?という声が、教室中に響き渡る。
なんで、そんな漫画みたいな(小説だけどね)展開に…??

ガララララララッ。

「みんな、こんにちは。分かってると思うけど、綺羅です。たまに大阪弁やけど、気にしないでな!」
「わー」「よろしくね綺羅!」「こんな事もあるのかー(笑)」

みんなは、綺羅さんに声をかける。
私は、初めて話すから、少し緊張した。

「よろしk…「きゃぁぁあああん!綺羅たん、季良姫と同じ名前でしゅねっよろちくっ!」

邪魔された。分かってると思うけど季良に。
私はそれより大きな声で、

「よろしくねっ!綺羅ちゃん!」

と言ってやった。ざまぁみろ。へーんっだ!((子供か

一方、綺羅の心の中では—————…。

(な…何や、こいつ!えらいぶりっ子やん!
 ああ…隠してたけど、あの、毒舌モードが…!我慢出来へん!)

「あー…季良、といっとったか?そこの娘。ちょっとええか?」

あれ、綺羅さんが、いつもより大阪弁になってるような…。
あ、あああああれ!?な、何か季良の方向いて怒ってる(汗)
やっぱりあのぶりっ子には耐えられないのか!?((

「きゃはっー!なんでしゅか、ブスの方の綺羅たんっ☆」

「(怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒)」

あああああー、もうあいつ(季良)だめだ。
よし、綺羅さんそのままやっちまえー!

「その喋り方、やめとき?何気にうるさいで、アホの方の季良。」

あれ、殴ると思ったのに。