社会問題小説・評論板
- Re: 妹←ぶりっ子。 ( No.6 )
- 日時: 2011/09/22 22:00
- 名前: 綾咲 芽留 (ID: iGvI5nur)
「はい、みなさん。またかよって思うかもしれないけど、とりあえず私の話聞いてください!」
愛香も前に来た。
ふたりで声をそろえて、大きな声で言った。
「「大切な話があります」」
教室が静まる中、私は怖い話をしてるかのようにゆっくり話した。
愛香も少し緊張してるようだった。
「みなさんに聞くのですが…あの、世良の妹、季良をどう思いますか?」
「えーと…じゃあ可愛いなら手を上げてー、ブスと思うなら上げないでね?」
全員上げなかった。ここまでは順調だ。
あとはみんなが納得してくれるかどうか…。
「みんな、きいてください。私は、…妹の季良を…。
い、いじめようと…おもいます。
賛成なら手を挙げてください。」
ほとんど、全員の人が手を上げた。
「だってうぜぇし(笑)」「ぶりっ子だしなー」「いじめた方が正解だろ(笑)」
「じゃあどうやっていじめる?それを話し合おう」
一番最初に手を上げてくれたのは、藤井 里穂(huzii riho)だった。
そういえばこの子は、あの1時間目の時も、ちゃんと席に座ってくれてた子だ…。
「里穂さん、どうぞ。」
「わざと下駄箱にラブレターをおいておく!それで、放課後いじめるっていうのは、どうかな…。
先生今日、放課後会議でいないし…。あっ、あの、全然不採用でもいいですからっ」
みんなから拍手があってぱらぱらと賛成ーとかいいじゃんそれー!とか声が聞こえてきた。
私も拍手をした。里穂さんはちょっと赤い顔で照れていた。
「ありがとうございます、私は採用がいいんですけど、いいですか?」
【いいでーす!】
みんなの声が響く。
あと、たくさんの人が上げてくれた。
出てきたのは、こんな感じのいじめ。↓
・上のラブレター作戦
・定番の黒板けしをドアに挟めて落とすやつ
・またまた定番の卵投げつけ
・下駄箱に虫入れる
・みんなでストレートに蹴ったり殴ったり
・先生を騙して季良のせいにする
・服をやぶるまたは隠したり水に濡らしたり
とか、たくさん出された。
そして、明日実行するために、準備をしておこうと、一言いってから、5時間目は終わった。
明日が、ものすごく楽しみ。