PR
社会問題小説・評論板
- Re: 耐えて耐えて・・・ ( No.25 )
- 日時: 2011/12/21 21:01
- 名前: 音異羅 ◆XuYU1tsir. (ID: f4Q8EoDG)
おはよう
「おはよう!藍那ちゃん!」
「よっす、有影ー」
「髪の毛ハネてるよ、藍那ちゃん。おはよう」
あたしに応えて、挨拶をしてくれる友達
それに対して、笑顔で返しながら二人を探す
「あ!」
いたいた
あれは燐だ
水色のカチューシャをつけて、数人の女子と話しをしていた
すぐにでも話しかけに行きたいけど、邪魔しちゃ悪いしね
それに、あの中の女子を一人も知らないんだよね・・・
自分の机を探し、ランドセルを下ろした
すると、
「藍那!おはよう!」
燐の明るい声が聞こえてきた
顔をあげると、笑顔で手を振っている燐が見えた
あたしも笑顔手を振りかえし、おはようといった
「こっちにおいでよ!」
「分かった!」
ランドセルを横にかけて、あたしは燐の元へ行った
「久しぶりだね!藍那!」
「久しぶり、燐。背伸びたね」
「でしょう?バスケしてるからね」
嬉しそうに話す燐
「ねぇねぇ、燐。この子は?」
周りに集まっていた女子の一人がそういった
「この子はあたしの一年生のときからの友達だよ。絵が上手いんだ」
「上手くないよ、あたしなんか」
あたしは絵を描くのが好き
趣味はもちろん絵を描くこと
小さいころから絵を書いていて、いまや一日一枚は必ず書くという中毒症
「へぇ〜・・・。あ、私は----------------」
その後、周りの子達の紹介があり、友達がまた増えた
嬉しかった
そういえば・・・
「燐、野乃未は?」
そういった瞬間、あたし達の周りの空気だけが冷たく感じるような感覚に襲われた
「あ〜・・・野乃未ね・・・」
「うん。いつも早いのにどうしたのかな?」
「さぁ?もしかしたら欠席かもよ」
「えぇ〜?そーなのかな〜・・・」
首をひねっていると、周りの子がそうかもよ。と言ってきた
うん、もしかしたらそうかもしれないね
あたしはそう思い、燐たちと楽しくおしゃべりを始めた
PR