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社会問題小説・評論板
- Re: 私が存在する理由 ( No.2 )
- 日時: 2011/12/08 18:38
- 名前: 不登校少女I. (ID: b1TZiT7s)
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人を傷つけると、心が痛む。
それは、自分の行動が無残だと分かっているから。
人を傷つけて、何か得られるのか。
ただの自己満足で、自分以外の人を傷つけ追い詰める。
それが、得られるものだというのですか。
結果、得られるものなど無いと、
自分が一番分かっているはずなのです。
「あのさー…私、あの子嫌いなんだよね…」
「あー分かるっ。何て言うかさぁ…ちょっと調子乗ってる気がする」
「ほんっと、鬱陶しいって感じ…」
自分ではない誰かを傷つけることで自分の立場を確認している。
他の人と自分の同意見を聞く事で、自分の立場を安定させる。
それは、自分を守るために誰かが傷つく事を知ってか知らずか—。
「…あの…少しずれてもらえますか?」
内気な性格ほどターゲットにされやすい。
「は?無理だし…何でずれなきゃいけないの、ねー?」
「無理無理ぃ」
他に同意を得ることで、1対2以上立場を保つ。
そんな事でしか自分を守ることができない。
無論、自分以外を大切にしていくことなど以ての外。
「ロッカーに荷物を…」
「後でおけば?」
「そーだよ。後でおけよ」
1度始まれば、重なり重なって行くほど
ひどくなっていく—。
誰もがみんな自分が大切で
いじめになんて遭遇したくないことは同じ。
それでも、
「自分が強くありたい—」
そうでなければならない理由を誰しも持っている。
誰かを犠牲にしてまで、自分が強くある
「理由」を。
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