社会問題小説・評論板
- Re: 今日は地獄だ。 ( No.4 )
- 日時: 2011/12/26 17:46
- 名前: ∀ ◆cbg6W7jf.E (ID: vjv6vqMW)
「やめて下さいっ、お願いします!あっ……」
私はバットで足を当てられた。
そしてこけてしまった。
「あらら、菜々子さん。そこまでなんだ。」
「それじゃあとどめでもさしましょうか。実夏さん。」
「はーい、分かったよ!!」
実夏は、私の背中に思いっきりのしかかった。
そしてバットを振った。
「あぁ___」
コロサレル?
コノママシヌ?
分からない。
「______待って。」
紗江は言った。
「私はこの子に飽きてきたわねぇ……」
皆がざわざわしていた。
「んまあ確かに。紗江様の言うとおりかも。」
「でも次の奴隷は?」
「紗江様!」
木乃葉が言った。
「なぁに?」
「香奈はどうでしょう。」
沙良は香奈を取り押さえていた。
「や、やめて下さい!まだ菜々子でいいです!いいんです!」
「ふーん……虐めがいがありそう、ね。」
紗江は考えていた。
今の内に逃げようかな、それとも___返事を待とうかな?
「決まったわ、香奈ちゃん。あなたを______」
静かになった。
「虐める、わ。」
「い……やぁ……」
「いやあああああああぁああああああああああ______」
今にでも校舎に聞こえそうだ。
「まあ、がんばりなさい。じゃあ、貴方達いくわよ。」
私はどうなるの……?
「それと、菜々子にもいじめをやってもらうわ。」
え?
「えっと……ランク*はどうなんですか?」
(ランクについてはあとで説明します。)
「うーん……まだアットかしら……」
ほっとした。アットは一番下から二番目だ。
一番下は、奴隷。一人だ。
奴隷からアットになるのは、とても難しい。
「さあ、今日の放課後から開始よ。香奈ちゃん。」
紗江はにっこりして言った。
香奈は震えている。
「今日、体育館にきてね。じゃあ、行きましょうか。」
そして、去っていった。私も急いで追いかけていった。
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放課(休み時間の事)
「ねぇー、菜々子ちゃーん。」
私は、上から二番目のランク___●(四天王)の凛ちゃんに声をかけられた。
「友達にならない?」
凛ちゃんは、友達役の子だ。
奴隷の友達役。正しくは記録係。
「いいよ。」
「それとさ、二人で手を組まない?」
「やめて。他の人とやって。」
どうせ、無理な事だろう。
「そっか。じゃあ今日一緒に帰ろう。」
「いいよ。でも変な事しないよね?」
「そりゃあ。」
絶対変な事をするだろう。
地面に落ちてる飴を舐めたり、私が階段を下がっている時に押したり。
「そうだ、今度紗江んちで、お泊まり会があるんだ!いかなきゃだめだって。」
何をされるの?