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社会問題小説・評論板
- Re: Re:愛してる ( No.16 )
- 日時: 2012/03/06 17:51
- 名前: おかゆ (ID: hg1Gx/0a)
「んじゃ、今日はありがとう。また明日もここへ来ていいか?」
「勝手にどーぞ。でも教えたら殺す」
「おぉ、怖い怖い」
そして彼はカバンを持って廊下に出ていった。
「・・・・・・はぁ」
今日はどっと疲れた。情けない。自分に腹が立った。
油断をした。『秘密の場所』をクラスメイトに知られた。
麗華たちに何も言い返せなかった。
全部、腹が立つ。
「・・・・・うざい」
近くにあった漫画を読み返してみる。あぁ、こんなシーンあったっけ。なんて思いながらぱらぱらとめくる。
「・・・・どこから間違えたんだ?」
間違えた所がわかったら過去へ戻ってやり直せるのかな。
「・・・・・(重症だ)」
もうダメだ。頭が回らない。よくわかんないことを考える。
「・・・・伊藤翔・・だっけ?」
たしか麗華もそいつのことがどうとか言ってたな・・・
「・・・・・・もう・・・ぃぃゃ・・」
だんだん意識が途切れる。
眠いな。
「・・・・・・・・、」
そして私はここで意識が途切れた。
***
夢を見た。
まだ私が小学生・・いや、中学生の頃。
あぁ、あの頃の夢か。
懐かしい、愛しい夢。
私には親友がいて、
そのこのことが大好きで。
ちょっと気が弱い所もあったけど私はそれすらも大好きだった。
高校で離れてなぜか麗華たちがそのこのことを知っていてそれで——・・
『——————・・!!』
***
「・・・あ、もうこんな時間」
気づけば6時を回っていた。
「・・・・お母さんからメールきてる」
そして自分がいつの間にか寝ていたことを思い出し、急いで家に帰った。
「・・・・・・何事もなければいいけどな・・」
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