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社会問題小説・評論板
- Re: 奴隷の幸せ。【リクエスト受付中】 ( No.196 )
- 日時: 2014/04/12 14:31
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: uihmlMvA)
【言葉ハ】
————言葉とは、感情や思想を伝える手段として用いられ、社会に認められた意味を持つ音声や文字である。【国語辞書参照】
時には人のココロを癒し、また時には人を傷つける凶器にかわる。
それが、言葉だと僕は思っている。
友達との会話は楽しい。
家族との会話は安心するし、好きな人からの言葉はとても嬉しい。
でもそれは、肯定的な言葉の場合だ。
友達なんていなくて、むしろ苛められていて。
家族には毛嫌いされ、好きな人には嘲笑われ、存在を否定される。
当たり前だが、された人はとても傷つくだろう。
死ね、ゴミ虫、お前なんて...
悪意のこもったその言葉は、まるでココロを切り裂くナイフのよう。
さりげない友人の言葉一つでさえ、そのナイフになることがある。
何気なしに放った言葉が、友人を傷つけ、二人の間に壁ができる。
言葉は、一部のヒト以外全員持っている。
僕は発生障害を持っているので、声が出せない。
とても不便だが、僕はそれを悲しく思ったことはない。
言葉はとても怖いから。
だから、声なんて出ないほうが良いんだ。
これは僕の考えだけど。
動物だって言葉でのやりとりはしない。
だから単純だ。
良いコミュニケーションがとれる。
友達にそう書き伝えてみたら、変な顔をされた。
ほら、言葉がなくたって顔を見てれば何が言いたいかちゃんと分かる。
友達はこう思ったんだ。
頭がおかしいんじゃないのか、ただの僻みじゃないか、って。
でも、友達の口からは別の言葉がでてくる。
そうだな、俺もそう思うよ。
本当にな、俺も動物になりたいなぁ。
全部肯定的言葉だけど。
本当は真逆のことを考えてるんだろうなって。
だからいらない。
言葉なんて、信用できない。
でしょ?
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