社会問題小説・評論板

Re: お嬢様に虐められて虐めましょう。 ( No.46 )
日時: 2012/07/17 22:25
名前: 黒猫ミシェル (ID: /ReVjAdg)

「洸大様…」

「麗華ちゃん、誤解だよ…」

「何が誤解だと言うのですの!?」

「ただ、話してただけだから…」

「話してた、"だけ"?」

ブルブルと、麗華様の華奢身体が震えた。
そのままキッと芽衣さんと洸大様を、その大きな目で睨み付ける。

「洸大様。いつわたくしが、この雌豚と話すのを許しまして?」

「え…っ?」

「洸大様は、わたくしの婚約者ですのよ?その方が、婚約者であるわたくしに断りなく異性とお喋りになるのですわ!!」

「…麗華ちゃ「大恥も良い所ですわ!!」

「………」

「どうしてくれますの!?メンツまる汚しですわよっ」

最後の一言に、洸大様のお顔の色が変わった。
今の洸大様のお気持ちを表すなら、
怒り。
その一言に尽きるだろう。

「良いですこと?今日の事は許して差し上げますわ。お父様にも言いませんわ。ただ…」

「……っ」

「次、このような事がありましたら…。赤月家を潰させて頂きますわ」

「なっ!?」

「良いですこと、洸大様?わたくしの家の力があれば…いく赤月家と云えど、簡単ですのよ?」

そう言い残して、麗華様は優雅に去って行った。
後に残った私たちは…。