「い、嫌ぁ!!麗華ちゃん、嫌ですわぁっ!!!」洸大に腕を取られ、喚く聖花。嘲りの目は、既に麗華のチャームポイント化している。「…混乱しすぎですわ。わたくしの事は麗華様。いいえ。わたくしの名前は呼ばないで頂戴」「や!?洸大っ!!助けて!!あたしを助けてよっ!!」助けを呼べるのは自分だけ。そんな悲痛な声にも、洸大は非情だった。日頃の努力で白くしているはだに、注射器を打ち込んだ。