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綺麗な髪。
ぱっちりした瞳。

「萌花様!!おはようございます!!!」
「あら。ごきげんよう。」

あたしは、この桜中のお姫様。
姫際　萌花。　中３ですわ。
逆らったやつは…どうなるのでしょう。

「萌花様ぁ!!今日も素敵な容姿ですっ！」
「ありがとう。」

「わーん。待ってよぅ〜！紗菜〜！！」
「走っちゃだめだよ〜夢未〜！」

どん！！

「いったぁ〜い。え・・・。」
「萌花様、制服にしわがっ！」
「萌花様、バックに傷が…！」
「……あなた、お名前は？」
「も…萌花様…っ！すいません…中川夢未と言います…。」
「……許してあげるわ。」
「も、萌花様…？二つとも傷ついてらっしゃるのに…。」
「いいの。許してあげなくては、かわいそうでしょ？」
「萌花様…ありがとうございます…。」
「ええ。いいのよ。」

　　　　　　　　つづく