社会問題小説・評論板

Re: 椅子取りゲーム ( No.22 )
日時: 2012/12/10 00:08
名前: 小説馬子 ◆MiJ.aMrglc (ID: YUvrOkO5)  


「何、まさか、あいつら…できてるの?」

亮太はヒュウッと口笛を吹いた。

「もしかして〜っ!」

俺は叫ぶ。そして、全力ダッシュ。標的はリア充二人組。

「突撃〜っ!」
「お、おい…」

俺は二人の間に入った。亮太が遅れてついて来る。

「きゃあ!なに?」
「うわっ!んだよ…」

「こらこら、そこのリア充ども、路上でいちゃいちゃするな!路駐(路上チュー)は捕まるぞ。」

「祐樹、走るのはぇーよ…。お二人さんラブラブですな〜。」

二人は顔を赤くする。

「私達、付き合ってない。塾が一緒なだけ。」

「俺と美紀が付き合うなんてないだろ。」

「ムキになるなって、ではでは、エスケープ!ばーい!」

俺はまた亮太を置いて走り出す。
亮太は待ってよ〜、と情けない声を出して追いかける。