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（目線変更）

「ゆいな、滑稽だね」
「アハハ、みさき、ほんっとサイコー」

　みさきね、あんたのたまに正義ぶるとこ大っ嫌いだったんだ〜。

　あの後、学校に忘れ物したって言って学校に入って、校長には先のカフェの会話を録音して渡した。

　あのエロじいさん、昔みさきがエンコーしたいって言ったら喜んじゃって……。以外省略だけど、弱みはばっちし握ってるの。

　たしかに、みさきにも疑いがかからなくもない話だったけど、クラスメートに圧力かけて、校長脅したら楽勝だった、ぷくく。

「ゆいなは、みさきの大事な片腕、絶対に裏切らないし、裏切らないよね？」

「もちろんじゃん」

　ふふ、どうしても笑っちゃう。最高の気分かな。

「ちさと、みさきのためにも……お願いね？」

　目の前には掲示板。
　真新しい貼紙。

『以下の者をいじめの犯人とし、退学処分とす

　長森　千里

　　　　　聖月学園校長』

「ちさと、あんたがアレを聞いてたのは知ってる。もう一度だけ言うね……」

　隣のゆいなが歪んだ笑みを浮かべる。

「ウチは奴隷でも、下っ端でもない……片腕だよ？」

　……シード獲得戦終了


(作者からの一言)
皆様には、感謝しきれいないほど応援していただきました。本当にありがとうございます。
こんな、未熟な私ですが、なんと、「2012年冬・カキコ大会社会問題部門」に銅賞で入賞させていただけました。本当にありがとうございます。

途中読者様と諍いを起こしてしまいましたが、私はそのことから読者様の大切さ、また読んでいただけることがどれだけ幸せなのかを学ばせていただきました。
まだまだな私ですが、引き続き生暖かい眼差しで見守ってやってください。