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社会問題小説・評論板
- Re: 椅子取りゲーム(放置してたのに1500超、急ぎます……) ( No.67 )
- 日時: 2013/07/11 22:17
- 名前: 小説馬子 ◆MiJ.aMrglc (ID: CwTdFiZy)
すごく間空いちゃいました、、笑笑
黒猫さんコメントありがとうございます。私は決して天才でも神でもございません。凡才です。
カーテンの隙間から夜風がひらひらと入ってくる。真っ暗闇のなか、外の星のと月の輝きだけが視界に入ってくる。
なんで、、こんなことになってるんだろ。
問いかけても答えてくれる声なんてどこにもない。
ここは、あたしの部屋。
母さんに散々蹴られた後、どうやら二階に運ばれたらしい。でも、身体中が痛むあたり、ひきづって連れてったのかも。
カーテンがわさわさ揺れている。
冷たい夜風が一陣あたしの髪を殴っていった。
こんな状況どうすればいいかなんて答えはない。
あたしは由岐と違っていくら頑張ってもバカでしかいられない生き物なんだ。
とうの昔に枯れ果てた涙が頬をつうっと伝っていく。
もう、あたしには生きる価値なんてないのかな……
頑張っても、頑張っても、上がらないものは上がらない。ならばそんな存在のあたしなんて生きる価値はない。
満月の青白い光が部屋を染めてゆく。
急速に現実性がなくなる世界。
廊下から鍵をかけられたこの部屋だけのファンタジー。
ここはもしかしたら、もう死後の世界かもしれない。
あたしは立ち上がってそっと机の引き出しを開けた。
そこにあるのは、使い古したカッター。
非現実が支配する空間のなか、あたしは濁った銀色の小さな刀を取り出した。
そして、自分の手首に当てて……ゆっくりと切った。
すっと刺すような痛みがあたしの痛覚の健全さを教えてくれる、にじみ出た紅の液体があたしに中に流れているものを教えてくれる。
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お知らせ
なんとっ、表紙絵的なものを描いてもらうことになりましたっ
馬子の地元のイケメンな友達で、馬子も完成楽しみです笑笑
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