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咲華様、ありがとうございます。コメントいただいてから2年が経過してしまいましたが、何の気なしに開いたら偶然再び、、という風に目に止まると幸いです。


突然、『ピンポーン』という通知音が私を世界に引き戻すように鳴った。

誰だろう、こんな時間に‥‥

ぼうっとした思考でのそのそと携帯を取ると、表示に一言

『今度一緒に勉強できないかな？？』

横に書かれた送信者の名前は由岐。

見間違いじゃないよね？？え、あの天才で一匹狼の由岐が私と勉強？？？なんで？？
新手の嫌がらせかな、それだったら嫌だな‥‥

こんな何をやらせても特技がなくて、足をひっぱてしまう私と勉強？？もし私が由岐の立場だったら絶対やだもん。

『なんで私と？？』

10分か、それ以上か悩んで送った返信はこんな質素で冷たいものだった。怖い、これの返信が来たとしてそれを開く勇気がない‥‥
もしかしたらこれは夢なのかな？？きっとたまには素敵な夢を神様が見せてくれたんだよ、きっと。

『そんなの決まっているじゃない！あなたと同じ高校に行きたいんだもん』

涙が出るかと思った。神様、素敵な夢をありがとう。今日はもう悪夢にうなされたり、母さんの影に怯えずによく寝れそうです。

記憶が曖昧になる直前に見た光景で覚えているのは、今日は月が大きくて綺麗だったということ。それだけ。