社会問題小説・評論板

Re: 【オリキャラ急募】少女よ、虐められている事に気づけ! ( No.48 )
日時: 2013/05/10 20:42
名前: ^p^ ◆vMGDUlK0sc (ID: Qv41r/h0)

……完結の仕方、どうしようかな。
まぁ、ほとんどは考えてあるからいいか。

十七話『修学旅行』
(夏視点)

「では、今日は修学旅行の班を決めたいと思います。」

先生の声でハッとした。
私は半分眠っていたのだ。

「班は全員で五人です。異性はいなくてもオッケーです。では、全員で決めてください。」

女子は廊下側の方へかたまり、男子は窓側の方にかたまっていた。
もちろん、私は凛達の方へ行った。

「私と、夏と、花と美憐と……あら?一人足らないわね。」

「本当ですわね……どうしましょう?」

そこで、私は思いついた。

「美香を入れたらどう?」

凛は手を叩いた。

「いいわね、それ!でかした、夏!」

花は机の上に座った。
何か考えているようだ。
……多分、いじめの方法だろうな。
こういう事になると、真剣になるんだから。

「んじゃあ私、美香を呼んでくるわね。」

凛が美香の方に行った。

(美香視点)

「陽菜、一緒に班入ろう!」

「いいよー!あと晴ちゃんも入れよう!」

「あとは、あの子は?葵ちゃんとか。」

「葵ちゃんの友達も入れよう!これで五人揃うね。」

私達は盛り上がっていた。
凛さんが来るまでは。

「美香さん、ちょっといいかしら?」

何故か、陽菜が黙った。

「私達の班、一人足りないから。入ってくれない?」

「でも、私陽菜達と入るって……」

割り込むように凛さんは言う。

「んじゃあ、よろしく。話し合いするから、私達の所来てよね。」

凛さんは行ってしまった。

「うーん……仕方無いかぁ……」

「凛さん、ちょっと強引だね……」

陽菜が言う。
陽菜も私が思っている事と同じ事を考えているのだろう。
凛さんは。

ウザい。

「ごめんね。適当に他の人、誘っておいて。」

そう言って、私はその場を去り、凛さん達のグループに行った。

「遅いですわよ、美香様。」

美憐さんが怒っていた。

「すいません。」

何故だろう……
この人達には、逆らえない気がする。

「あ、もう行く場所は決まってるから。」

私には選ばせてくれないんだ……

「は、はい。」

「あと、私達のグループ、約束事があるの。」

……約束事?

「一つ、一人が買った物は皆が買う。」

要らない物だったら……どうしよう。

「二つ、迷子になったら罰金。」

罰金って……何円くらいなんだろう?

「三つ、仕事は一人でやる。」

……これ、一番厳しいよ。

「これだけよ。簡単でしょ?」

「は、はい……」

そんなに簡単じゃない事を簡単と言えるって……
すごいよね……

「んじゃあ、早速行く場所を教えるわね。しおりの地図、開いて。」


……修学旅行、二泊三日。
私は生きて帰れるだろうか?