社会問題小説・評論板

Re: 生きる意味とはーいじめー ( No.5 )
日時: 2014/08/21 14:10
名前: ラビット (ID: VmcrDO2v)



私は教室の前で立ち止まっていた。

入りたくない

体が震えてくるのが分かる。

今日もまた、何をされるのだろうか


怖い


嫌だ


怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


私は震える手で、教室のドアに手を伸ばした。

でも入らなきゃいけない。

どんなに願ったって、私に希望なんかないんだ。

ガラッ

シーーーーーーンッ……

私が教室のドアを開けたとたん、今まで賑やかだった教室が突然静まり返った。

皆、私から目をそらしている。

まるで私から逃げてるように…

「せーーーのっ!」

そう、横から突然声が聞こえたと思った、その瞬間!

バシィン!

突然私の手に硬いボールが当たった。

当たった手は赤くなっている。

すると、

「ナイス♪ 亜弥っ!」

「ちょーーー目障りなんですけどぉ〜」

「どっか行けっつーーのっ、ブス!」

そう言って、またあの三人組が笑っていた。

まただ……バカみたい

そう思っていると、

「駄目じゃ〜ん♪そんなに笑っちゃ」

そう言ったのは、三人組のリーダー的存在、小川亜弥。(おがわあや)

そう言いながらも、クククッと嫌らしく笑いを堪えている。

私は睨みつけるように、亜弥を見た。すると

「何?なんか文句あんの?」

亜弥は目つきを変えると、ドンッと私の肩を押して突き飛ばした。

そして後ろに倒れこむ私の手に足を乗っけ、グリグリと踏み潰す。

「っ~~~~~~~!!」

「どう?痛い?あんたが変な態度とるからよ」

亜弥はそう言って、アッハハハハと笑った。

「痛いっ……やめて…」

私は掠れる声で言う。

すると、亜弥がしばらく様子を見るように黙ると、ふいに私の手から足を離した。

「じゃあ、土下座して『申し訳ございませんでした。亜弥様』って言ったら許してあげる♪」

「えっ…」

私は亜弥の言葉に、仕方なく土下座した。

「も…申し訳ございませんでした…亜弥様」

そう震える声で言うと、ぎゅっと目をつむった。

けれど…

「ぶっあはははは!!なーんてねっ ♪ 許すわけないでしょバーカ」

亜弥はそう言って、私の頭に足を乗っけた。

亜弥の声とともに、二人ともクスクスクスと笑う。

そして、また私の手や体を蹴り始めた。






嫌……!



辞めてっ…




誰か…

















助けて…