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第一章 【いじめの始まり】




第一話　いつもの日常


「んー！」

朝起きて、ベッドの上で背伸びをする。

そしたら、ベッドから降りて制服に着替える。

制服を来たら階段を降りて、洗面所に向かう。

顔を洗って歯磨きして……

パンを焼いて……

食べて……

また、歯磨き。

そしたら、テレビをつけて天気予報を見る。

『今日は、一日中晴れです。明日は………』

そこまで聞いたらテレビを消す。

飼ってる犬にご飯と水をあげたら玄関へ向かう。

「行ってきます……」

犬しかいない家に、言う。

もちろん、帰ってくるのは犬の返事だけ。

人間の返事なんてない。

ガチャ

ドアを開けたら少し進む。

交差点を右に曲がって住宅街につく。

そしたら少し曲がる。

すると、心友の莉愛の家がある。

「行ってきまーす！」

家の中から莉愛の元気な声がする。

「紗百合ー！おはよっ！」

「おはよう」

ニコッと笑いながら言う。

私たちは毎日早めに外に出る。

学校に早く行くために。

その理由は、通学路に誰もいないから。

回りに人が居ると、うるさくなる。

朝の静かな時間が。

「今日、テストだね。」

「あ……」

莉愛の言葉で思い出した。

そうだ。

今日、テストだ。

全然勉強してない。

「あ、学校ついたよ。」

気が付くと、目の前には校門が。

そして、靴箱まで歩く。

「ん？」

靴箱を開けるとそこには

「手紙？」

一通の手紙が入っていた。