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第二話　絶対許さない(華恋視点)


学校につくと、靴箱の前でクラスメートの白雪 紗百合と姫川 莉愛が話していた。

「どうしたの？」

そう聞くと紗百合は

「あっ…………扇町さん。この手紙なんだけど……」

紗百合はそういいながら私に一通の手紙を見せてきた。

「手紙……？」

ラブレター？

「あのっ……裏に……」

そう言われ、封筒の裏を見た。

「なにこれ!?」

何でッ…なんで……

「どうして……」

封筒の裏には私の彼氏の名前が書いてあった。筆質も彼と同じ。

「紗百合……」

「あっ、違うんですっ！」

何よ。

……彼もいってくれればいいのに

でも






言わなかった彼より………

「白雪 紗百合。」



あんたは、絶対に絶対に


「あんたのこと、絶対絶対許さないから。明日、楽しみにしててね。」

私はそういうと、手紙を投げ捨て上履きをはいて階段を上がった。

紗百合。

紗百合。

許さない。


明日…………

いや、


今日から………

紗百合をいじめなくちゃ。