社会問題小説・評論板

Re: さあ、楽しい地獄の始まりだ*NOexit* ( No.7 )
日時: 2015/04/18 16:19
名前: 織 ◆wXeoWvpbbM (ID: APISeyc9)
プロフ: 参照百突破感謝!♪v(*'-^*)^☆



第二話

「亜ー理ー砂ーちゃん♪おーはーよぉー♪」

「……おはよう」

朝から空亜は私に話しかけてきた

しかも、満面の作り笑顔を私に向けながら

「今日から疾風君と一緒に苛めてあげるけど誰かにチクんなよ?チクったらどうなるか……分かってるよね?

「うん……」

やっぱり疾風君もかぁ……

「空亜!おはよー!」

「あっ、疾風君!おはよぉ♪」

「こんな所に立ってて……どうした?」

「んー?なんかぁ、教室に幽霊がいるみたぁい……」

私はその幽霊役かw

私と今話してたよね?

「そっかー、ま、ほっとけばいいよw」

「そぉだよね!」

疾風君……

疾風君は私の横をすり抜け、自分の席へ向かった

まるで私のことが見えなかったかのように___







「はーい、席着いてー」

教室に入ってきたのは、担任の青木先生じゃなかった

「えーっと青木先生は体調不良のため、しばらく学校に来られません。なのでその間皆さんは自習しててください!」

副担任の黒田先生はそういうと、別のクラスの授業があるのか、慌てて教室を出ていった

「自習、か……」

嫌な予感しかしないなぁ……

その予感は、的中した

「亜理砂ぁ」

……空亜

ついに来た。

「ん?」

私は精一杯明るく振る舞ってみた。

何かが変わるかな、と思いながら

「あっれー?今から勉強すんの?」

「うん。」

「勉強より、楽しいことしようよ♪」

「いいよ」

私は作り笑いをして、椅子から立ち上がった

空亜、私もね、昨日とは違うんだ

少し、変わったんだよ?