社会問題小説・評論板

Re: もう、やめてよ… ( No.2 )
日時: 2015/08/20 20:21
名前: 櫻 (ID: KPm1XxlK)

美夏「萌香!おは!」
萌香「みかたん!おはようなの!」
美夏「ごめんね、萌香。その演技、やめたほうがいいと思うよ…」
萌香「え?わたくちは元からこうにゃん!」
そうじゃないけど。
美夏「もう、みんないないんだから、素に戻ってもいいんだよ。」
萌香「わ、わかったよ、美夏。それより美夏、ここの擦り傷…」
雪「おはよう、バカな美夏とバカな萌香。」
萌香「ゆきたーん!おはようなの!今日もよろしくなのー♪」
そう、最近は美夏もいじめられているの。
美夏「ゆ、雪様!おはようございます!忙しいと思うのですが…私たちに対するいじめをやめてくれませんか?」
雪はびくっとした。その後、
雪「それは無理なの。だって私は…いじめなければいけない…」
雪はキョロキョロと周りを確認する。そして、
雪「ごめんね、萌香、美夏。あなたたちをいじめるつもりは、本当は…」
野々「雪様!この度はバカな萌香が…」
萌香「はあ…また始まるのか…(小声)」

Re: もう、やめてよ… ( No.3 )
日時: 2015/08/26 19:19
名前: 櫻 ◆v/rTh0HxaQ (ID: KPm1XxlK)

なんであなたは私をいじめるのですか。
一度聞いたことがある。
そしたら雪は、
雪「決まってるでしょう?萌香がうざいからよ。萌えなんて、私たちには効かない。じゃあ、制裁を………」
後ろで雪が言う。あの時と同じことを。
由美子や野々、他の取り巻きがクスクス笑っている。
美夏は「大丈夫!?」って言ってくれてるけど。
私なんて、心配しなくていいよ………
1時間目。
先生にもいじめられている。
配られたプリントは、ボロボロで「死ね」と書いてあった。
うざいのはわかるよ。でもこんなことする必要ある?
うざいからって、殺す必要はある?
私は、死にたい。
死にたくても、死ぬ方法なんて、わからないよ_______

Re: もう、やめてよ… ( No.4 )
日時: 2015/08/26 19:38
名前: 櫻 ◆v/rTh0HxaQ (ID: KPm1XxlK)

2時間目。
自習時間。自習といっても、今回は担任のサービスとして私以外は教室内で遊んでいる。
私は、先生に丸付けの仕事を任された。
雪「萌香、頑張ってるじゃあない?」
来ないで。
雪「応援してあげるわ。」
ぼふんっ、とみんなが私の体に黒板消しを投げつける。
雪「体汚れてるじゃあない。」
由美子「私たちが、きれいにしてあげる。さあ、服を脱いで………」
私は服をビリビリ破かれた。
そして黒板消しで体をゴシゴシこすられた。
萌香「やめて………やめて!!」
雪「聞かない、わよ。」
私から、“光”は奪われた。
雪「気持ちいい?じゃあ、もっとこすってあげる。」
髪の毛や顔までこすられる。
野々「掃除したら、次は可愛くするわよ?」
そしてチョークを身体中に塗られた。
由美子「かんせーい!」
雪「では、学校一周ツアーへようこそ♪」
野々「さあさあ2年2組の皆さあん!この無様な姿をみてください!」
由美子「萌香さんったら、自分でこれを可愛いって言うんですよお?」
2組の生徒「ブス〜!アホらしい〜!消えろ〜!死ね〜!」
私がやったんじゃない。
学校中回った。先生にも怒られた。
3時間目、体育。
鉄棒だけど、私の鉄棒にだけありや虫がいっぱいいた。しかも、糞まであった。
由美子「頑張って回ってね♪」
押し付けられて、前周りをやることになってしまった。そんなの普通は楽勝だけど、こんなんじゃできない。
4時間目、美術。
今度は絵の具を身体中に塗られた。
お弁当にゴミを入れられ、5時間目、6時間目の数学でもノートが破られていた。
放課後には落書きさせられ裸で校庭を一周した。
萌香「美夏、しんどいよ…」
美夏「私も、萌香と同じことされた…」
夕日は美しくはない。まるで私たちに、火をつけて焦がそうとしているみたいだ。