社会問題小説・評論板

Re: 愚かな女王様の制裁 ( No.13 )
日時: 2015/12/18 15:41
名前: 雪 (ID: knWr5sbP)

私って、どんなにひどい子なんだろうーーーーーー。



ひどいいじめっ子の私を、美里や涼が許してくれるわけがない。
許してほしいけど、許してなんかくれない。


「バカ」「死ね」「消えろ」「学校に来るな」ひどいことを書かれた机。そしてたったの、小学三年生の美里が
落胆したり泣いたりするのを皆で目配せして、大声で笑う。

すごく楽しかった。美里を、中学二年生くらいまでいじめた。小、中、高と一貫校だったからずっといじめられた。
暴力こそしないけど、いじめはこそこそ陰湿にやっていた。




油性ペンで机に悪口を書く。美里は泣いた。私たちは笑った。


持ち物を隠す。美里は探し回っても見つからなくて、先生に怒られて泣いた。私たちは笑った。もちろん全部捨てた。


階段から突き落としたり、ボールをわざと当てたり。美里はだんだん泣かなくなった。代わりに、笑いもしなくなった。


「あいつなんかつまんない」「なんにもできない」「大嫌い」...。
こそこそといじめをしているうちに、美里は居なくなった。不登校にでもなったのか。


ざまあみろ。そう思っていたけど、まさか自殺をしてしまっていたとは...
後悔の念に尽きる。