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社会問題小説・評論板
- Re: 愚かな女王様の制裁 ( No.20 )
- 日時: 2015/12/25 14:00
- 名前: 雪 (ID: knWr5sbP)
遠い果てに逃げた絵梨。
罪の重さは、誰よりも重いんだから。
咲良のノートに殴り書きがしてあった。
「:先生
私は、先生のために働き続けたわ。嫌な仕事もね。特にいじめは、やりたくなかったです。
どうして私たちにやらせるんですか?咲良が憎いなら自分でやればいいじゃないですか。
嫌がる子供にやらせて、紅い血と泣き叫ぶ声を聞いて笑っているなんて卑怯じゃないですか。
自分で言えばいい。あんたが大っ嫌いって。直しなさい、改善しなさいって、言えばいい。
そうじゃないですか。
やらせていたのは私よ。私がいなければーーーーーーーーーーーーーー
そうではない。私がやらなければよかったんだみたいなこと言ってる先生が信じられません。
私がやらなければ違う人がやったはずです。ただただそれの繰り返しだもの。
「先生、私いじめなんてやりたくありません。」
女王様がいうと、
「そうですか。じゃあ次の人がやってください」
先生はそういう。
「先生、私いじめなんてやりたくありません。」
女王様がいうと、
「そうですか。じゃあ次の人がやってください」
先生はそういう。
「先生、私いじめなんてやりたくありません。」
女王様がいうと、
「そうですか。じゃあ次の人がやってください」
.................................これの繰り返しじゃないですか。だから私は転校したんですよ?
そんなのも分からないなんて、馬鹿ですか?やりたいのはほんのひと握り、それかそれ以下です。
人間は多数決ですよね。先生はそう言っていましたよ?
多数派に従うべきじゃないんですか?先生と生徒、圧倒的に有利なのは先生です。
当たり前です。でも生徒がついてこなければ、それは破棄です。
馬鹿らしい儀式につきあっていられないんです。私は死にます。」
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