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社会問題小説・評論板
- Re: 愚かな女王様の制裁 ( No.22 )
- 日時: 2015/12/27 13:40
- 名前: 雪 (ID: dP9cSz6y)
私の知らず知らずのうちに、絵梨は短編小説を書いていたらしい。絵梨の遺族から渡された。
タイトルは「君へ贈る花束」。世界一大きな本屋の一番目立つところに置いてあろうが、ベストセラー
だろうが、怪訝そうな目を向け、無視するようなタイトル。最悪だ。
だが、百歩譲ってプロローグだけ読むことにした。主人公は、『京極絵梨』。嫌だとは思いながら、ただ
観ているだけの人間。
『私は、最悪な現実に押し潰されそうになっていた。毎晩、布団の中で涙を流していた。
社長の娘が自殺だなんて、有り得ない。沢山の人に迷惑を掛けてしまう。
私は泣いている人を、自殺したがっている人を、慰める立場から一変していた。毎日インターネットに
入り浸って、慰めてもらっていた。ただそれだけでは満たされなかった。なんで。
これは、私の日記。』
無理。最後まで読めるはずがない。まあこれはとっくにベストセラーになっているけど。
でも、みんな懲りずにいじめをしている。標的はもちろん、私。
犯罪って、金で買えるものなの?
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