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社会問題小説・評論板
- Re: 薄桃色のカーネーション〜幸せの花束〜 ( No.5 )
- 日時: 2016/08/24 13:27
- 名前: 安ちゃん (ID: l9lUJySW)
第五話 黄色い小包
麻衣がバスに轢かれた場所から家までの帰り道には、小さくて可愛らしい、お母さんの友達が趣味でやっているおもちゃ屋さんがある。
小学生の頃、麻衣と良く来ていたおもちゃ屋さん……。
今はあまり来ていないけど、学校の帰りにショーウィンドー越しから笑顔の子供たちを見ることがある……。
そんな子供達の微笑ましい姿を見るたびに、麻衣と笑いながら小さい頃の思い出話をしたものだ。
(はぁ…麻衣と一緒だったらどんなに楽しいだろう……。小さい時の二人の思い出は、いつか消えるのかな……。)
お葬式が行われてからというもの、学校には行っていない。
……麻衣がいない学校なんて、行くものか……。
ずっと麻衣のことを考えていたら、いつの間にか目に涙が溢れていた。
慌ててパーカーで目を隠した。やっぱり私って、弱虫だな。
あの懐かしいおもちゃ屋さんに、行ってみようかな……。
おもちゃ屋さんに目を向けた。私は目をうたがった。
麻衣に似た、人形が、ショーウィンドウに飾られていたからだ。
私は駆け足でおもちゃ屋さんにいった。
「お、おばさん。その人形って.......」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
途中ですみません!(T_T)次回書きます!
作者より!
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