社会問題小説・評論板
- Re: 罰【オリキャラ募集中!】 ( No.9 )
- 日時: 2016/06/25 22:29
- 名前: クローバー (ID: kEC/cLVA)
第3章ーなぜ?ー
私は、その翌日、落ち込んだ気持ちで歩いていた。
これって、私のせいなの……?
昨日、女子トイレであったことを思い出す。
『天崎さん、話って、なに?』
私が聞いても、彼女は答えなかった。
女子トイレに着くと、個室に連れ込まれた。
瑠々香が口を開く。
『ねえ、あんた、ウザい。』
『へ?』
一瞬、言葉の意味が理解出来なかった。
『どういうこと……?』
『あなた、何なの?いつもかわいこぶってさ。私は優等生ですって顔に書いてあるみたい。みっともな。』
美優が、吐き捨てるように言った。連れ込まれた続けて由香里も言う。
『図々しいのよ、あなた。この前も、カンニングしてたし。』
えっ?
『何?その顔は。まさか無意識でやってたの?うわー、常習犯じゃん!』
『違う。私はそんなことしてない!何かの間違いよ。』
そしたら、由香里と美優がこっちを睨んだ。
『あんた何様?瑠々香様に逆らうなんて。あなたなんか、瑠々香様の権力でカンタンに退学にできるのよ。』
『そうよ、あんたみたいに低レベルな人間は、瑠々香様と口も聞かせてやりたくないわ。』
すると、瑠々香が言った。
『美優、由香里。そろそろ本気を出しましょう?ずっと悪口を言い続けるのは、だんだん飽きてくるわ。』
美優と由香里は頷いて、どこかへ行ってしまった。
『ねえ。』
瑠々香が猫なで声で話しかけてきた。
いつも、言葉とは反対のことを考えながら話しかける時の声。
『あなたさぁ、その顔、何とかならない?』
『え?』
瑠々香は続ける。
『どーしても、見苦しいのよね、あんたの顔。鏡見て、気持ち悪くなんないの?この世に、この顔見て気分が悪くならない人は、多分いないわよね〜。」
そんな……。人の顔を、そんなに悪く言うなんて。
「だからぁ、私たちでぇ、直そっかなぁって。』
いやな予感がした。
それは当たってしまった。
バッシャーン!
『つ、冷たぁ……。』
『あ〜ら、ダメね。直らないわ。由香里!美優!もっとやって頂戴!』
さらに水の勢いが強くなる。
ゴシゴシッ
『い、痛い!』
顔をデッキブラシでこすられた。
顔がヒリヒリする。
『な、何でこんなこと……』
『分からないの?あんたバカなの死ぬの?これはね……』
瑠々香がこっちを睨みつけながら言った。
『復讐なの。』
気づくと、教室の前にいた。
扉の前で、深呼吸する。
思い切って、扉を開けた。
とたんに、みんなの視線がいっせいに私に集まる。
私は、体を震わせながら席に着いた。
チクッ
太ももに痛みがはしる。
見ると、そこには画びょうがイスにボンドで固定してあった。
(これって、まさか……)
瑠々香を見ると、涼しい顔をしてクラスのみんなと喋っていた。
はぁ。
少しため息をつく。
私は気を取り直して、教科書やノートを机の中に入れようとした。
「あれ?」
小さく、つぶやいた。
机の中に、荷物が入らない。
私が、机の中を覗き込むと……。
「う、嘘でしょ……。」
ゴミが、大量に詰め込んであった。
すると美優が、わざとらしく言った。
「あれぇ、なんかくさ〜い。小林さんの席から匂わない?」
由香里も言った。
「もしかしてぇ、オナラ?」
そう言うと、クラスが笑いに包まれた。
私以外は。
やっぱり。
私。
いじめられてる………。
