社会問題小説・評論板

Re: イツノヒカノモノガタリ ( No.12 )
日時: 2016/06/13 19:17
名前: 光ノ詠 (ID: VpfXouOp)

次の日、あのこはちゃっかりしていた

「ホントに悪いと思ってるから。許してくれない?もう友達だよ?」

「絶対しない?」

ほほえましい場面だ。

空の笑顔が眩しくて。
『言ってよかった』

と思わせる。

ただ1つ気がかりだ。

『本当にしないのだろうか。』

あれほどなことをしながら。

何を平然と『友達』気取りで謝れるのだろうか。

<何か変かな。>

そう思いながら、教室の隅で、絵本を広げた。