次の日、あのこはちゃっかりしていた「ホントに悪いと思ってるから。許してくれない?もう友達だよ?」「絶対しない?」ほほえましい場面だ。空の笑顔が眩しくて。『言ってよかった』と思わせる。ただ1つ気がかりだ。『本当にしないのだろうか。』あれほどなことをしながら。何を平然と『友達』気取りで謝れるのだろうか。<何か変かな。>そう思いながら、教室の隅で、絵本を広げた。