ー嫌がらせー「ひゃあぁぁ!!」またか・・お茶が空へかかる。沸騰したてのお茶が。「あ!ごめんなさい!」わざとらしい、みんな気づいてるって最近、空への嫌がらせは進行するばかり。その子の父親が、金持ちで先生も、そちらの味方。「教育方針くさってんじゃん。」一人呟いた。皆助けない。助けたら、下手したら、はぶられるからだ。あいつのせいで皆が遠ざかっていく私の脳裏に、昔の私が浮かんだ。それを消し去るように。『大丈夫?』一人笑顔で、助けにいった。睨みをきかされながら