社会問題小説・評論板

Re: イツノヒカノモノガタリ ( No.54 )
日時: 2016/06/19 14:47
名前: 光ノ詠 (ID: VpfXouOp)

次のひに私は目を疑った。

ピーンポーン。

となり響くチャイムに呼ばれ。
引っ越しの準備を抜け出した私は
覚束ない足で玄関へ向かった。

そこには、赤い顔で涙を流す友達の姿があった。

「いままで、ごめんなさい」

いじめをしていたあの子が謝る

「さようなら」「おめでとう。」

そんな言葉が聞こえてきた。

「えっ?幽霊じゃないの?私は…」

返答したのは空だった。

「ううん。違うよ?友達でしょ?そして、ごめんなさい。」

みんなが泣き出し。私も泣きそうになった。

「さぁ 行くよ?」

お父さんが時間とタイミングを見て言う。

最後に言いたいことがあるの・・

『みんな ありがとう!みんな大切な友達だよ?どんなことされても、大切な・・大切な・・」

私は泣き出してしまった。

お父さんが挨拶をして。私は車に乗った。

車の窓から手を振った『友達』に涙を堪えて、手を振り返す

さようなら。またね。私の友達。

『大好きだよ。』