ー靴箱ー「大丈夫だろうか。」先生に頼まれた物資を運びながら、私は夕日にむかってつぶやいた「いたっ!もう!やだよー。助けて」聞き覚えのある声が泣きそうにかすれて聞こえてくる。「どうしたの!?大丈夫?」その子は、あの空だった。あのこの靴には大量の画鋲が靴底に、ぎっしりと、はを上に向けつまっていた。(えっ?誰が?なんのために?。)思い出した。あのときの会話が耳に刺さる。「空、最悪。最悪。」