社会問題小説・評論板

Re: イツノヒカノモノガタリ ( No.8 )
日時: 2016/06/13 18:40
名前: 光ノ詠 (ID: VpfXouOp)

ー靴箱ー
「大丈夫だろうか。」

先生に頼まれた物資を運びながら、私は夕日にむかってつぶやいた

「いたっ!もう!やだよー。助けて」

聞き覚えのある声が泣きそうにかすれて聞こえてくる。

「どうしたの!?大丈夫?」

その子は、あの空だった。
あのこの靴には大量の画鋲が靴底に、ぎっしりと、はを上に向けつまっていた。

(えっ?誰が?なんのために?。)

思い出した。あのときの会話が耳に刺さる。

「空、最悪。最悪。」