ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

本田side

うん。何があったかは大体笠原さんから聞いたんだけど…まさか自傷までしているとはね…
相当やばいな。そのうち自殺にまで走らなきゃいいけど

正直に言わせてもらうと…
あの子にはまだ死なれちゃ困るんだよね。僕が奴らに『地獄』を見せるまではさぁ？

話を聞くからに、あの子は『一人暮らし』らしい。
確かに僕達の年齢では携帯電話の契約は出来ないし、仮に契約したとしても料金を払えないだろう

一人暮らしなんて洒落た言い方をしているが、結論を言えば所謂『孤児』って奴だ
まぁ、僕もそれに近いんだけど…

「うーん、どうする？光希君」
何故か僕に話を振られた
一つだけ言わせてもらいたい…

「な、なんで僕？」
多分今の僕はかなりすっとんきょんな声だろう

「だって、私より色々詳しそうなんだもん！」
笠原さんがすっごく期待した様な目で言うが…

さて、実際どうする？
被害者からの情報がないのはかなりの痛手だ

PC？あの様子を見るに、多分家に無いだろう。
トランシーバー？そんなの持ってたらかなり目立つ
矢文？…僕疲れているのかな…どうしてそうなった。数十秒前の僕を殴りたい。かなり本気で

そんな時、僕はある話を思い出す。発想の逆転だ
『連絡が出来ない』なら『すぐ側に置いて居てもらう』んだ

「……一人暮らしなら、身元引受人を僕の祖父母にすればいいんじゃないかな？」

僕を除く全員が、わけがわからない。と言った顔をする

「要するに、僕の祖父母が君を『保護』する…『僕の家で暮らしてもらう』んだよ」

主人公side

「ご、ごめんなさい！」
「え、ちょっと!?また！？」
ワタシは逃げた

本多君の言ってくれたことは嬉しい…でも…






逃げるはワタシの悪い癖…
あれ？

無我夢中だったのか、学校から出ていた


しかも、
「取り壊されちゃうんだ…院長先生にみんな…どうしてるかな…」
ワタシが育った場所にいた…

そこは、昔の漫画のキャンディ・キャンデ＊の主人公がいた場所に似ている
ワタシは、此処で…

「あれぇ？いじめられっ子ちゃんだ！海萌に虐められてる子だ〜」
みるからに、ぶりっ子さんが話しかけてきた

名前は確か…田貫さん…
「わたちもねぇ、きょーはおサボりなの〜♪」

まだ待ってくださいな

あ、違う…貫田さんだ


続きいいです