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「…相談者さん、名前は？」

「黒坂美波です
これ、良かったらどうぞ」
相談料として…と、クッキーを人数分より多くデスクに置いた

「人数がわからなかったので…」
「構わないわよ…日持ちなんとかしそうなものだし…」

今現在の部員は、部長と副部長に僕
それと…
「ぶちょー！ふくちゃーん！！」
もう1人

「藍理、そのあだ名で呼ぶな…2度とな」
副部長が、もう1人の部員を睨んだ

「ひぇ！ご、ごめんなさーい」
もう1人の部員、藍理さん
僕より1つ年上の人だけど、正直言って…尊敬できない先輩

「藍理、相談者がいるんだから…ごめんなさいね…」
「いえ…」
たぶん…いや、彼女はきっと呆れてるだろう

「っと…外部はほっときましょう…相談内容は？」

「はい、実は…」

相談内容は、
・美波のクラスは明るく元気で、一見問題なさそうに見えるが実はいじめが横行していており,みんないじめの標的になる事を恐れて先生に相談する人はいなかった

・いじめられているのは、以前別の子をいじめていた人

・いつ自分が標的になるか分からないクラスは嫌だから、解決のヒントになれば、どうにかして解決欲しい
以上の事だ

「それが起こる前にここにくりゃ良かったのに…って！」
藍理さんが、副部長の手刀をくらった

「藍理、だまれ」
「あぃ…」
藍理さんを黙らせた？

「私、どうすることも出来なくて…」
彼女は、泣きそうになっている

「わかりました、対処いたしましょう…その相談、受けたまりました」
部長が言う

「同じく…」

「また来てください…お呼びしますから…」
「え、あ、はい…？」
分かってないらしく、疑問気味に彼女は返事をした

「部員で、その相談内容を話して…なのです」
彼女に事情を部長は説明した
その後、相談者の彼女は部室を去った…

ーーー

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