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社会問題小説・評論板
- Re: 『バッド・エンド』__時の旅人__ ( No.1 )
- 日時: 2017/08/11 23:48
- 名前: 広村伊智子 (ID: NTBCloh9)
- プロフ: 物語の進捗により変わる今のところのエンド
1
「ふぃー・・・・
あっつぅぅぅぅ・・・・」
私、胤森朱莉!
中学二年生。
近所のちびっ子の相手をした上、
これから部活。
放送部&エアコンガンガンって聞くと、
そこまで苦でもないように
(寧ろ楽そうに)
聞こえるだろうけど、それが大間違い!
通学時間、片道自転車で30分、
通学距離、片道10キロなんだから!
ーーー
踏切が降りて通行止め。
この時間がじれったい。
でも、
今日はそうじゃなかった。
「わんちゃん・・・・
しかもバテて動かない!
列車きちゃうよぉ・・・・」
私は意を決してわんちゃんの救出をした。
わんちゃんを抱きかかえるようにして、
地面を転がる。
背中に、列車が起こした風を受ける。
「か、間一髪だったね・・・・」
「そうだったのだぁ!
ありがとなのだぁ♪」
・・・・?
「犬がしゃべったぁぁぁぁぁ!!!!」
「たいむは犬じゃないのだぁッ!
時の妖精なのだぁ」
「・・・・」
「・・・・」
「私、ついに幻覚幻聴が・・・・!」
「違うのだぁぁぁ!!!!!!!!
・・・・ウッウン!」
「朱莉の周りには、
バッドエンドな最期を迎えた人が
多いはずなのだぁ?」
「・・・・そーいえば、
やけに喪中はがき多いなぁ・・・・」
「それに、世界中が最近物騒なのだぁ!」
「確かに」
「それもこれも、みーんな、
バッドエンド帝国のせいなのだぁ!」
「なにそれ」
「世界をバッドエンドに染めようと
している奴らなのだぁ」
「だから!
たいむに協力してほしいのだぁ!」
「たいむ・・・・。(ネーミングw)」
「別の方向であわれむななのだぁ!」
「分かった、協力する!」
「ありがとうなのだぁ
早速、朱莉に
『渡・時空』
をあげるのだぁ。
これで過去にも未来にも
行き放題なのだぁ!」
「凄ーい!」
「さ、行くのだぁ!」
「い、いまから?
・・・・うん!」
あ、部活。
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