社会問題小説・評論板

『バッド・エンド』__時の旅人__ ( No.6 )
日時: 2017/08/21 23:53
名前: 広村伊智子 (ID: /qYuqRuj)
プロフ: なんだろう、このプ●キュア感は・・・・

 
【自殺事件の男子生徒は、
 離れた所に住んでいるものの、
 知り合いです。】


そこには、
かなり悲しそうな_____悲しいなんてもんじゃない。

そんな表情をした男子生徒がいた。


「あーあ・・・・
 ちょっとしたことで部停とか。
 意味分かんない。
 あれが唯一の、
 ストレス発散場所なのに・・・・」

「あの」
「え?君だれ?」

「胤森、しゅ、朱莉だよ!」

「僕と年が近いっぽいね。
 あ、でも僕中1だから、
 キミのほうがお姉さんかな?」

「うん

 あ、あの」
「君はもうすぐ、
 人生をパーにしちゃうのだぁぁ!!」

「え!?んぁ!!??
 き、きみは?」
「たいむ!
 5年後から来たのだ!」

「●●くん、
 お願い自殺しないで!」
「え!?してるの?」

「あなたには、
 輝く将来が待ってるの!」

「・・・・分かっ」
『そうはさせないでしゅ!』

「誰!?」
『あたちは、すーさいど!
 あなたの輝く将来を、
 訪れさせない様にするでしゅ!!』

『BECOME・バッドエンド!』

この前と同じ空間が創り出される。


でも、
●●君は止まってなんかなかった。

「こ、これは!?」

「これから見るもの誰にも言わないで!

 我は、時の旅人なり!
 時の力よ、我に力を貸し給え!!」


すると、変身の終わった私に、
名乗りが付いた。

 タケキモノ
「猛者! あかり・チェリー!」

「君の名は『しゅり』だったよな?」
「変身後の名前らしいよッ」


「彼の最悪な世界を・・・・
 Del・・・・」
『えいっ!』ドンッ
「きゃぁぁ!?」

「チェリー・・・・
 僕も戦う!

 スリーパー!!、!」
『!?
 う、ぐぐぐ』

「今だ!チェリー!」

「でかしたのだ、●●!
 あかり!今なのだぁ!」
「うん!」



「彼の最悪な世界を・・・・
 Delete!

  はぁぁぁぁぁ・・・・」

私は、拳に力をこめる。

「でやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

そのまま地面パンチすると、
世界に色が戻る。

私は変身を解いた。


「ありがとう、朱莉。」

「こちらこそ!またね!」








「ねぇ、あの子、今も生きてる?」

「・・・・検索かけるのだ。」
「え、うん。」


『自殺事件』  『指導に問題か』
  『輝く将来が消える』

一瞬目の前が暗くなった。


「結局元の歴史にもどっただけなのだ。

 もっと後で死ぬはずだったけど、
 5年前に行ったときに、
 丁度歴史が変えられたのだ。

 それを、元に戻しただけ・・・・」


「嫌、死んじゃうなんて・・・・

 『認めるもんですか、そんなの』」

「(プ●キュアリーダー格固有の口癖が
  この子にも決まったのだぁ!)」





「認めるもんですかぁぁぁ!!!!」



【第二話・救えなかった命!
     認めるもんですか、そんなの!

         終わり】