社会問題小説・評論板

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。+SUNSET+。−挿絵UP♪−
日時: 2008/10/05 15:42
名前: 春姫*はるき* ◆Opq5SLcSGY (ID: no72hslI)
プロフ: http://ameblo.jp/kidaremonn/

こんにちは&はじめまして!
知ってる人は知っている、春姫*はるき*です♪

今回は初めての社会問題系です!
『いじめ』をテーマにしましたが、
そこらの小説とはちょっと違うかな。

拙い小説ですが、是非読んでください♪

———————————————————

*小説の挿絵:Me画↓
http://www2.atpaint.jp/sudoharuki/img/SUNSET.jpg

*登場人物*>>003

*クラス割*>>025

*登場人物イメージイラスト*>>120

*プロローグ*>>008

*The 1st story*>>004

*The 2nd story*>>006

*The 3rd story*>>013

*The 4th story*>>014

*The 5th story*>>015

*The 6th story*>>029

*The 7th story*>>034

*The 8th story*>>068

*The 9th story*>>094

*The 10th story*>>111

—————————————————

*お客様* 現在009名(呼び捨てです;)

ponpon♪ 羅瑠仔 星夜 夕菜* 久瑠美 鎌

波瑠樹 葉音 さくらんぼ


>>100 星夜*オメデトー!!
>>

Re: 。+SUNSET+。−第2話追加− ( No.13 )
日時: 2008/09/25 22:31
名前: 春姫*はるき* ◆Opq5SLcSGY (ID: 9hpsnfBu)
プロフ: http://ameblo.jp/kidaremonn/

*The 3rd story*

お昼の時間、私はまにゃに朝のことについてきいた。

「ああ。まにゃを睨んでたんじゃないよ?
 勘違いしないで。考え事してたの。」

「・・・そっか。」

なつとゆーはずっと、二人でコソコソ話していた。

放課後、部活に先に言った咲を追いかけようと
急いで着替えていると、ロッカールームになつと
ゆーの2人が来た。

「麻二夜、ちょっといいかな。」

———————————————————————

「私たち、もう限界なの。」

なつは下を向いて、つらそうな顔で言った。

「どういうこと?」


「咲はさ、普段可愛くていい子だけど、怒ると
 強いっていったじゃん?
 ・・・咲、最近男子に馬鹿にされてるのでイライラして、
 うちらに当たってるんだよね。」

「ゆー、詳しく聞かせてくれる?」


なつとゆーの話によると、私が転校してくる前に、
咲は女子のみんなに推薦されて学年委員長になった。

それでいろいろ、わがままなことを言って、
先生や生徒を困らせていたらしい。

それに怒った男子生徒や一部の女子は、咲のことを
無視したりするようになった。



「“あんたたちのせいよ。あたしを守って
  くれなかったあんたたちが悪いのよ”って。」

「そんな・・・」

「それで私たち、もう咲の友達やめようと思ってるの。」


「それって・・・」




「咲をいじめようと思うの。」



「ッだめだよそんなの!!そんなんで人をいじめたら」

「じゃあ麻二夜もいっしょにいじめるよ?」


「え・・・」

なつとゆーが怖い。
ちょっと前まで、あんなに仲良しだったのに。

これじゃあ前と何も変わらない。


「わ・・・かった・・・協力する」

私たちはロッカールームを出て、玄関へ向かった。


その一部始終を、ロッカールームの外の柱の影で、
咲は聞いていた。

Re: 。+SUNSET+。−第3話追加− ( No.14 )
日時: 2008/09/26 16:06
名前: 春姫*はるき* ◆Opq5SLcSGY (ID: 8Tlqu13n)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10154

*The 4th story*

次の日の朝、咲は迎えに来なかった。

昨日私が部活に行かなかったせいか・・・
もしかしたら話を聞かれてたのかも・・・


教室に入ると、昨日までの教室と何か違った。

—咲の机が無い。

—黒板には咲の悪口。

思い出したくない記憶がよみがえる。


平気なフリして席に着こうとすると、なつとゆーが
話しかけてきた。

「ねぇ、協力してくれるんだよね?」

「・・・うん」

「じゃあ、やってくれるよね?」

・・・・・・?

なつから手渡されたのは、清掃用の黄色いモップ。

「これで咲を殴って欲しいの。教室に入って来た時に。」

つい最近まで咲の友達だった人だとは思えない発言。
咲のことをかばってた女子も、みんな目をそらす。

『あたしはかかわりたくない』って顔をする。

「これであいつも少しは人の痛みをわかってくれるでしょ」

「こんな・・・の・・・」



「やってくれるよね?」



いきなりなつとゆーの二人に肩をつかまれる。
男子も、女子も、みんな見てないフリをする。

—やるしかないの?


ドア付近にいた女子が、私に向かっていった。

「ホラ、来たよ」

教室のドアが開く瞬間、私はモップの柄をぎゅっと
握りしめていた。

そして、目の前の私にびっくりした咲がたずねる。



「な・・・に・・・?」



私はモップを高く振り上げた。




そして床に投げつけた。




「!?」

なつとゆーが固まる。

「ちょっと、何してん

「こんなのダメだよ!!」


静まる教室。さっきまで目をそらしてた人も、
みんな私を見てる。

「私にはできない・・・。初めて会った私に、優しく
 してくれた人に、こんなことできないッ!!!」

しばらくの沈黙。

そして、その沈黙を破るように、先生が教室に入って
きた。

「おい、もうチャイム鳴ったろ?みんな席着け!」

私は急いで黒板に書いてあった咲の悪口を消そうと
すると、黒板にあった文字はすでに消えていた。

—誰かが消した。

—咲に味方してるのは、私だけじゃない。

私は咲の手を引いて、席に着いた。
その後に続くように、みんな席に戻った。

なつとゆーは、やっぱり私を睨んでいた。
でも私は満足だった。


“私が咲を助けた”と。

Re: 。+SUNSET+。−第4話追加− ( No.15 )
日時: 2008/09/26 16:41
名前: 春姫*はるき* ◆Opq5SLcSGY (ID: 8Tlqu13n)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10154

*The 5th story*

お昼の時間、私は咲に笑顔で話しかけた。
なつとゆーの視線など気にせずに。

「咲、いっしょにお弁当食べよ?」

「・・・うん。」

机を咲の机と向かい合わせにくっつけると、
私はさっそく食べ始めた。

でもは何も食べない。プラスチックのフォークで
ずっと卵焼きをつっついている。

「食べないの?」

「・・・・・・」

「あ、あんなことがあったんだもんね・・・。
 私、咲のこと大好きだったのに、すぐに守って
 あげられなくてごめんね?」

咲の顔を覗き込むと、咲は静かに微笑んだ。
私もほっとして笑いかけた次の瞬間、左の太ももに
激痛が走った。

自分の太ももを見ると、咲のかわいいピンクのフォークが
突き刺さり、血がにじんでいる。

咲の顔を見ると、先は私を睨んでいる。



「偽善者ぶってんじゃねーよ」



「・・・ッ!!」

さらに深くフォークを突き刺された太ももが、
ズキズキと痛む。

「何の・・・こと?」

「とぼけてんじゃねーよ。なつとゆーが私をいじめるって
 言った時、あんた協力するって言っただろ?」

「・・・聞いてたの?」

咲はフォークを私の太ももから抜くと、話し始めた。

「なかなか部活にまにゃが来ないから、心配して
 迎えに行ったの。そしたら、なつとゆーの声も
 聞こえて、『咲をいじめようと思うの』って
 聞こえた。」

咲はキッと私を睨んだ。

「そしてあんたの『協力する』って声が聞こえた!」

私の太ももに、勢いよくまたフォークが突き刺さった。

「痛いッ!!」

今度こそは耐えられず、悲鳴をあげた。
クラスの全員が私を見る。

なつとゆーは、『いい気味』とでも言うように、
私を見て不敵に微笑んでいる。

咲は私の耳元でささやいた。

「“助けて”って叫びなよ。“私咲に殺されちゃう”って!」

涙があふれた。


転校して、やっと手に入れた、優しい友達、楽しい日々。




それが今、ガラガラと音を立てて崩れ始めた。

Re: 。+SUNSET+。−第4話追加− ( No.16 )
日時: 2008/09/26 16:42
名前: 羅瑠仔 (ID: UDFSasR1)

なつとゆーが敵に!?
さき…
まにゃいい子だね。
続き楽しみ〜

Re: 。+SUNSET+。−第5話追加− ( No.17 )
日時: 2008/09/26 16:44
名前: 春姫*はるき* ◆Opq5SLcSGY (ID: 8Tlqu13n)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10154

来てくれてアリガトー♪
そして麻二夜をまにゃって呼んでくれてアリガトー♪

今ダァーッと続けて書いたから、指疲れたww


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