社会問題小説・評論板
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- __アタシ=お金__
- 日時: 2008/11/28 18:15
- 名前: 向日葵 ◆wVJ82FmWTk (ID: tMPenRNj)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10459
初めまして
向日葵と申します(´∀`)
今回初めて小説を書かしてもらいます。
まだまだのところもありますが
よろしくおねがいします( ^∀^)
目次
第一章 >>1
第二章 >>2
第三章 >>3
第四章 >>4
第五章 >>11
『アナタを恐怖のどん底へ突き落としてア・ゲ・ル☆』
- Re: __アタシ=お金__ ( No.7 )
- 日時: 2008/11/22 18:27
- 名前: 向日葵 ◆wVJ82FmWTk (ID: tMPenRNj)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10459
第四章
初めてだった
こんな辛い思い・・・
初めてだった・・・・・
朝、学校へ行く道だった。
「ねぇ〜!の・ぞ・みぃ!!」
≪ビクッ!!≫
希はゆっくりと後ろを向く。
「おはよ☆」
—————エリカだ。
「昨日はごめんねぇ?蹴っちゃって。」
昨日 腹を蹴ったのはエリカだった。
「大丈夫・・・だよっ、」
あははは、と苦笑いしながら言った。
「そ!大丈夫だったんだぁ・・・」
薄気味悪い笑顔を見せるエリカ。
「あっ!おはよ〜エリカ!と、希?」
桃子、成美、桜、がぞろぞろとやってきた。
「どしたの?」
桃子の声は
さっきの声とは違う声の低さ。
≪やだ・・・っ、集まってきちゃった・・・≫
おろおろとしている希。
「ねぇ、ちょっと付き合ってよ。」
「ふぇ?」
成美の言葉に驚く希。
「そーだよ!来て来て!」
みんなに囲まれてやってきたのは
「—————体育倉庫の・・・裏。」
≪どんっ!≫
希は押されて、壁にぶつかる。
「いったぁー・・・」
腰をさする。
「・・・金」
「え?」
「金だせっていってんだよっ、!」
桃子の声が響く。
「ふぁ・・・ふぁい・・・」
泣きそうになりながら
鞄から財布をとりだし・・・
≪がっ!≫
奪われた。
「けっ!2000円ちょっとかよっ、しけてんなぁっ、!」
お金をとりだし、財布を投げ捨てる。
「すっくなぁ〜」
成美が財布を踏む。
「つかえないっ!今日おぼえとけよっ、!」
エリカが胸倉をつかんで
勢いよく膝蹴りした。
「ウッ!!!グハァッ!!ハッ!!」
手を離すと
≪どさっ≫
希はその場に倒れこんだ。
「桜も何か言いなよ〜」
倒れこんだ希の腹を蹴りながら
エリカが呟いた。
「なんかってぇ・・・あっ!」
何か思いつくと
桜は希の前に座り込んだ。
そして・・・
「その醜さ・・・好き☆」
そう言って腹を殴った。
「グッハァッ!!!!!」
「行こっ、!」
エリカがそう言うと
みんなぞろぞろと校舎で向かう。
—————10分後
≪キーンコーンカーンコーン≫
薄ら薄ら、チャイムの音が聞こえる・・・。
むくりと起きる。
≪あっ、エリカ達にされたんだっけ≫
ボロボロになった財布。
涙があふれてきた。
「ぐあっこう・・・いがなきゃ・・・」
泣き声交じりで呟く。
初めて
虐められた
今日が
ずっと続くと思うと
また
涙があふれてきた。
「負けない」
そんな言葉
出る訳なかった
恐怖で体が震えてるのが
よく分かった。
- Re: __アタシ=お金__ ( No.8 )
- 日時: 2008/11/22 22:53
- 名前: 向日葵 ◆wVJ82FmWTk (ID: tMPenRNj)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10459
えっと
コメント(感想か?)よろしくおねがいします(´∀`)ゞ
- Re: __アタシ=お金__ ( No.9 )
- 日時: 2008/11/23 00:00
- 名前: 七菜 ◆smOVINR6.c (ID: 7Qg9ad9R)
- プロフ: どーも、広場のほうの住人です
はじめまして。 七菜と申します。
ちょ……怖いですなこの小説。
金だけの付き合いというのは一番アレだと思います;
しかも苛めるときた……彼女は生きる希望を見出せるのか……
がんばってくださいねb 面白いです。
- Re: __アタシ=お金__ ( No.10 )
- 日時: 2008/11/23 21:27
- 名前: 向日葵 ◆wVJ82FmWTk (ID: tMPenRNj)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10459
>>9七菜さまへ
コメントありがとうございます(´∀`)ゞ
お金の付き合いは怖いですよね・・・
まだまだ最初なので(・∀・)
がんばっていくのでよろしくお願いします(´・∀・`)v
- Re: __アタシ=お金__ ( No.11 )
- 日時: 2008/11/23 21:52
- 名前: 向日葵 ◆wVJ82FmWTk (ID: tMPenRNj)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.php?mode=view&no=10459
第五章
薄ら薄ら
聞こえるチャイムが
悪夢の始まりのようで
とても恐ろしかった・・・・・
「はぁはぁ」
急いで教室へ向かう。
泣きたいけど
ずっとあそこで泣きたかったけど
今は学校が優先だと思った。
≪がらがらーっ!≫
教室のドアを開けると
いつもと変わらない教室の風景。
≪あれは・・・夢だったのかな?≫
と、思わせるような感じ。
「あっ、学校来たんだ」
後ろから聞こえたのは桃子の声
体がガクガクと震える。
「なに震えてるの?ばっかみたい」
そう言うと桃子は教室を出て行った。
「桃子ぉ!どこ行くの?」
その後を桜が追う。
「トイレ。この汚い財布捨てに。」
桃子が桜に見せたその財布は
「あたしの・・・財布」
希の財布だった。
「早く行こ」
桃子は一瞬 希を見ると歩き始めた。
「まっ!待って!」
その後を希は追う。
その時だった。
≪ガタァンッ!≫
誰かに足を引っ掛けられて
机にぶつかって転んでしまった。
「いたぁー・・・」
「ごっめ〜ん!分かんなくってぇ〜」
エリカがくすくすと笑いながら言う。
「急ぐから、」
そう言い残して教室を出た。
トイレまで走る。
「ハッハッ、着いた、ハッ!」
息切れが凄かった。
運動・・・してるのに、
個室を見てみるが・・・
「誰もいな————・・・」
≪バン!!≫
誰かに押され
そのまま個室の中へ入ってしまった
そして個室のドアを硬く閉められ
出れなくなってしまった。
「あっ!開けて!」
ドアをバンバン叩くが
開けようとしない
「あんたが捜してる財布って・・・これ?」
個室の上から跳んできた財布。
「ありがとうっ!だからっ開けてっ!!」
ドアをまたバンバン叩く。
すると、
「きゃっ!冷たっ!」
上から水が降ってきた。
上を見上げると
桃子と桜がホースを持って居た。
「冷たい?そう、冬だもんね。」
そういってまた水をかけてくる
たちまち制服はビショビショ
「やっだ〜、ブラ透けてる〜」
桜が笑いながら言った。
「っ!」
すぐさま隠す希。
「誰も見ね〜よ!ばーか!」
今度は桃子がバケツで水をかけてきた。
バケツはホースよりも沢山かかった。
≪キーンコーンカーンコーン≫
チャイムが鳴る
「やばっ!早く行こー」
≪え?≫
「行こ行こ」
≪え?ええ?≫
たちまち足跡が聞こえなくなった。
「置いて・・かれちゃった。」
≪ヒュ———≫
窓からの風が冷たい。
「う・・・ぐ・・・」
窓から入ってくる風までもが
あたしを虐めているような感じで
あたしを見て笑っているような感じで
怖かった・・・・・。