社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

罪と罰と嘘 〜約束〜
日時: 2009/10/12 20:19
名前: 美桜 (ID: .MCs8sIl)

プロローグ。。。


 一つの言葉  一つの嘘  一つの罪 

 それだけだった。  全てひとつだけ。

 ただ、それには  数えられないほどの罰がついてきた。


  今更 償えるはずはない   だから

ただ落ちてゆく     暗く深い  闇の中

  
   貴方を掴んだ  必死にしがみついた

「嫌だ、嫌、お願い、ねえ、助けて」

 泣き声が木霊する。 貴方は見下す様な冷たい目であたしを見た


「お前はそうやっていつも、都合のいい時だけ、俺を頼るんだよな。」

 「嫌、いや  死にたくない。早く助けて」

「お前も俺のこと、どうでもいいと思ってんだろ?

 俺もお前のこと、はっきり言ってどーでもいいから。
消えて」



 振りほどかれた手は  冷たかった


ああ・・・落ちてゆく  誰も気づいてくれない

 貴方のその、冷たい目はあたしの脳裏からこびりついて
消えない。

  傷   どんな傷より痛い、そう傷になる



 この先には、何が待ってるのかな

優しい未来じゃないことは、もう確かだけど

貴方と結ばれることも、もうない。

幸せはこの先一つもないかもしれない。


 
 想像するほど辛くなる  思考を止めた。

Re: 罪と罰と嘘 ( No.2 )
日時: 2009/09/17 22:36
名前: 美桜 (ID: dBCG1FA1)

第一話。。。

 
 昔から秘め事を隠し持って生きてきた

いや、正確には持たされていた

  そのせいであたしは、どんなに辛いことや悲しいことがあっても感情を出さないし

 泣いたりわめいたり・・・そんなこともなかった


常に他人との距離を一定にして 決して安易に近づいたりもしない

 誰にでも、だ。  それが例え親であっても。


 幼稚園時代、同い年の子を見るとそれが随分幼く見えた

先生に寄り添って遊んでいる子たちの光景を見下していた

 小学生時代も同じ

六年間誰とも会話をしなかった 

 運動会も、学芸会も卒業式まで欠席

 というか学校自体行く意味ないので行かなかった


中学生になったってそれは同じ
 
 部活も入んないし 授業もうけない。
友達なんていらなかったし 一人が楽だった

 でも「苛め」はされた。

理由はただひとつ    成績、だ

 中間、期末とも一位だったあたしを見て
それが気に食わなかったのだろう
 
 「授業もろくにうけてないくせに」

 ある日 期末テストの答案用紙を回収するときに
あたしの答えを書き換えている奴がいた。

 こういうことをされるのは無論、迷惑なので

手を出した  暴力、というものか

 かるくやったのに数針縫うほどだったそうだ。

別にいいんだが  あたしの内申にどう響くか分からない

 
 そこで 「金」  金で解決させた



金の力は偉大だ。  

 うるさかった教師さえも、被害者さえも
一気に黙る。

Re: 罪と罰と嘘 ( No.3 )
日時: 2009/09/19 16:32
名前: 美桜 (ID: dBCG1FA1)

 
 第二話

「おはよ〜」  「はよっ!!!」

 季節は春  桜が満開

でもそんなことはどうでもいい。

季節も春だろうが冬だろうが夏だろうがどうでもいい


 今日から高校生

でもここは普通の高校ではない。

 飛び級で入る・・・  特殊な高校だ。

ここに居る人たちは皆、頭が良いのだろう


でも、あたしは違う。騙してはいってきたのだから。


 
  校舎はすごく立派な創りで東京ドーム二個分の敷地。

・・・別に関係はないけど。


  エントランスと呼ばれる所を通ってずっと進んだ所にあたしの教室はあった。

 向日葵組   ひまわりって・・・・

幼稚園かよ    (笑)

 あたしと正反対な花だな・・・


教室の扉を開けると

 一面白い壁で作られ、飾りだらけな派手な教室。

周りの人は皆予習?  勉強していた。


 とりあえず適当に椅子に座って携帯いじるあたし。

みんな驚いていた。そりゃそうだよね
ここの学校は学問のトップクラスなのに。


 「柏倉・・・・さんだよね?いいの?予習しとかなくて」

 睨むクセがあるあたしはつい睨んでしまった

「あっ、ゴメン。余計な御世話・・・だったよね?」


 名札を見ると・・・高山 百合

「私、高山百合ですっ!友達居なくて・・・
えっと〜・・だからあの・・」

 友達になってってか。

「友達になって!!!!!」

思った通り。笑える・・・・


  

Re: 罪と罰と嘘 ( No.4 )
日時: 2009/09/21 13:18
名前: 美桜 (ID: dBCG1FA1)

 「この学校に知り合いとかいなくて・・・
不安で・・・」

  「あっそ」

冷たい返事をして筆記用具を用意した。

 「・・・・ゴメン。私と友達なんて・・・嫌だよね?」

  その通りなんだけど・・・

 返事をするのが面倒くさい(笑)


 ガラッ 重い扉が開く音がした。


「はい、起立」  せんせ〜か。

 いかにも熱血感漂う 女のせんせ〜。

嫌いなタイプだ・・・どんズバ。


  「皆さんと巡り合えたことが奇跡なんだ!」

とか・・・
どんだけ・・・・・臭いこといってんの。

 
  ホームルームが始まった

自己紹介文を書かされた。


  名前 柏倉柑南
  血液型 A型
  誕生日 12月24日
  好きな色 無色透明
  好きな科目 数学
  好きな食べ物 サプリ
  趣味特技 パソコンの早打ち

といった具合  特に面白味もない

  適当に発表してさっさと帰りの準備をした

今日は入学式なんで早く帰れる。

 
 「柑南・・・ちゃん」

 さっきのky野郎?だ。なんだかんだ話しかけてくる。
 
 「部活・・・何入るの???」
優しく聞いてくる  気を使ってるのか

  「別に、何も」

 「そっか〜・・あのね、あたしは・・・」

相手が話し終わる前に歩き出した、あたし。

 あたしだってそんな暇じゃない。



 「軽音楽部に入るんだ!!!!」


後ろで聞こえてくる声。

 耳をふさいでしまった。うるさすぎて。


だからなんだよって思ったけど。可哀そうになってきたんで一応、

 「あっそ〜良いね〜。頑張ってね〜」

振り返ってそう言った。

 笑っている。馬鹿みたいに。




 でもあたしはまだ気づいていなかった。

 あいつの本性に、関係に、性格に。


  

Re: 罪と罰と嘘 コメお願いします(^_-)-☆ ( No.5 )
日時: 2009/09/21 15:38
名前: 美桜 (ID: dBCG1FA1)

コメ・・・・・

Re: 罪と罰と嘘 コメお願いします(^_-)-☆ ( No.6 )
日時: 2009/09/22 16:54
名前: 美桜 (ID: dBCG1FA1)

コメもらえない(笑)


Page:1 2 3 4



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。