社会問題小説・評論板

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過激なイジメ
日時: 2009/11/24 20:27
名前: イルカ (ID: fyDq6GRB)

初めてですがぜひ読んでください。

Re: 過激なイジメ ( No.1 )
日時: 2009/11/24 20:39
名前: イルカ (ID: fyDq6GRB)

どうしてこんな目に合わなきゃいけないの?

どうして私だけなの?

イジメをする人たちは、楽しいの?







登場人物


主 水川真美(中2)♀

クラスの皆からイジメを受けている。
気が小さくて言い返す勇気がない。

  斎藤亜里沙(中2)♀

真美をいじめる。

  山畑泉(中2)♀

真美をいじめる。

  南樹里(中2)♀

真美をいじめる。

  城田芽衣(中2)♀

転校生。真美の見方につく。

  

  

Re: 過激なイジメ ( No.2 )
日時: 2009/11/24 21:30
名前: イルカ (ID: fyDq6GRB)

亜里沙、泉、樹里・・・
もう前のようにやさしく接してくれないの?
私は、できるなら、もう1度やりなおしたい。
駄目かなあ。我がままかなあ。
みんな変わった。変わってしまったんだ。


=1=




中1の3学期〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「亜里沙〜。おはよう!」
教室に入ると私は、いつものように亜里沙に話しかけた。

「・・・・・・。」
亜里沙からの返事は、返ってこなかった。
(ん〜?何かあったのかな〜?)
「亜里沙?どうかした?」
私は、もう1度話しかけた。
「・・・・・・。」
ドンッ!亜里沙は、椅子をぶっきら棒に、引いて、
どこかに行ってしまった。最初は、冗談かなあと思って亜里沙のあとをついて行った。トイレに向かったようだ。入った瞬間、いきなり冷たい水がかかった。
亜里沙、泉、樹里の3人だ。
「何すんのよ!」
私は、思わずそう叫んだ。
「あんたがいけないんだよ。」
亜里沙は、そう言って、私を睨みつけた。
「えっ、私何かした!?」
「昨日、うちらが店の商品万引きしたこと、先生にチクったでしょ。」
泉にそんなこと言われてびっくりした。私は、誰にもチクったりなんかしてない。
「そっそんな、私何も言ってない!」
「うそつくな!あんた以外このこと知ってる人がい  るわけないでしょ。あんたのせいで、先生に叱られ て、あげくの果てに店まで詫びに行ったんだよ!
 どうしてくれんの。もう絶交だからッ。じゃあ。」
そう言って3人は、何食わぬ顔で教室に戻って行った。私には、まったく意味がわからなかった。何もしてないのに絶交だなんて。私は、溢れそうになる涙をギュッとこらえた。そして(1人になる)という恐怖や悲しみが、襲ってきた。これから先どうすればいいんだろう?教室に向かう勇気が出てこなっかった。

Re: 過激なイジメ ( No.3 )
日時: 2009/11/25 18:45
名前: イルカ (ID: fyDq6GRB)

=2=









やっとの思いで教室に向かった。亜里沙たちにどんな反応されるんだろう。そんなことを考えているうちに教室の前まで来ていた。勇気を出して教室へ入った。
みんな私を見たとたん、
「わ〜。チクリだ。みんな逃げろ〜。」
男子の一人がそう叫んだ。すると全員が、亜里沙、泉
、樹里の3人の周りに集まった。何?どうしたのみんな。どうして私から逃げるの?私は、気がついた。亜里沙が満足気に笑っていたのを。
「ネエネエこれから、あいつイジメない?なんか顔見ただけで吐き気がするんだよね。」
そう言ったのは、樹里だった。そしていきなりそこにあった雑巾を私の顔に投げつけた。ゴミや砂などが、
口に入っって、私は、せき込んだ。
「あははははははは。」
みんなはそれを見て笑っている。もう泣きたっかった。でもココで泣いたらもっと笑われるだろうと思い必死でこらえた。
「それかぶってた方が、全然いいよ。」
と、泉が言った。私は、嫌になって教室を飛び出した。そして屋上に走った。決して飛び降りたかったわけじゃない。ただ、だれもいないところで思う存分泣きたかったからだ。それから、誰にも気づかれないように、そっと、学校を後にした。もちろん教室にある、教科書やランドセルを取りに行くことなどできるわけなかった。今日は、こんな目にあってまで、授業を受ける気など全く無かった。
(今日は、休もう。いっそ転校でもしようかな。)
そう思いながら家に帰った。

Re: 過激なイジメ ( No.4 )
日時: 2009/11/25 19:05
名前: イルカ (ID: fyDq6GRB)

=3=







次の日、学校になんか行きたくなっかった。だからお母さんには、熱あるからとかの理由で休むといった。
けれどお母さんは、私のおでこを触って、
「熱なんかないじゃない。駄目よ。絶対に行きなさい。」
私は、どうにか説得しようとした。
「でっでも頭が痛いから今日は、休む。」
「あんたは、嘘言ってるとすぐ顔に出る。ズル休みなんかしたら許さないよ。早く準備しなさい。」
私は、お母さんに逆らえるはずもなく、無理やり行かされるはめになった。
「分かった・・・・」
私は、お母さんにランドセルを持っていないことを、
なんとかごまかし家を出た。
(はあ〜。いやだな〜。あのことが夢だったらなあ〜)
学校に着くと、亜里沙、泉、樹里の3人が校門のところに立っていた。気づかれないように、通ろうとしたが、失敗。
「遅かったじゃない。ぐずぐずしないで早く行くよ・・・・返事は?」
「はっはい。」
私は、予感した。またいじめられる。教室に着いた。私の予感は、的中した。入った瞬間、みんなからペンやチョークなどいろんなものを投げられた。悔しかった。でも逆らう勇気など・・・なかった。

Re: 過激なイジメ ( No.5 )
日時: 2009/11/25 19:36
名前: イルカ (ID: fyDq6GRB)

=4=  








「わっ私、ちょっとトイレ行ってくるね。」
そういってなんとか逃れようとした。が、そんなの許されるはずもなく、
「にげんなよ。」
亜里沙に腕をグイッとつかまれた。すごくいたっかった。すると亜里沙は、
「きゃー、汚いエキスが手に付いちゃった。やだ〜。」
と言ってはやし立てた。
「てめ〜亜里沙に謝れよ。」
そう言ったのは、泉だった。
「ごッごめん。」
「・・・・・・は?それだけ?てめ〜ちゃんとした謝り方知らね〜だろ。土下座だよ。土・下・座。あっあと、ごめんじゃなくてすいませんでした。分った?」
「うん。分った。」
「じゃあやれよ。土・下・座。・・・・・土下座!土下座!土下座!土下座!」
という泉の声で、みんなも土下座コールを始めた。私は、何も言わずに床に手をつき頭をさげた。するとみんなの声が止んだ。
「・・・・すいませんでした・・・。」
そして頭を上げようとしたらいきなり、樹里が私の頭を踏みつけた。すごく痛かった。でも、痛いと言えなかった。
「謝ったのは、認めるよ。でも、金もらってないんだよね。」
(えっ、お金。嘘・・・・)
「お、お金?」
「そう。お金。何でもかんでも金で解決するのが、今の世の中でしょ。うーん。3万ぐらいかな。」
「3万も!?」
「口答えする気?」
「いえ・・・何でもないです。」
「あっそう。ンじゃ放課後、○×○×公園に持ってきてね〜。夜露四苦。」
と言ってみんな自分の席に戻った。私は、胸が張り裂けそうだった。まさかお金なんて・・・。


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