社会問題小説・評論板
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- 地獄学校
- 日時： 2010/11/27 18:49
- 名前： ミホ （ID: vAQrW721）
プロローグ
私は、学校を好きになった事は、一度も無い。
学校なんて、必要ない。
だって、学校は「地獄のいじめランド」でしょ？
第1章 『地獄のいじめランド』
私は、西野千早。14才の中2。
ねえ、誰か…教えてよ。
学校って、勉強をする所じゃないの？
「うわっ…西野来たってさ。」
「うっそ〜マジで？学校が汚れちゃう〜！」
「おい、何で学校来たんだよ。」
クラスの生徒が言った。
「勉強しに来たの。」
私は、言った。だって言わなくても暴力を振るわれるしね。
何も言わないよりは、無駄にならないでしょ？
私へのいじめが始まったのは、1年前。
親友の、真美がいじめられているのを見て、ごく普通に止めた、そして…身代わりになった。
私はそのことを別に気にしてはいない。
私が身代わりになって、他の誰かが助かるのなら、それでいい。
私が、どんなに痛めつけられても、親友を助けられるなら、それでいい。
たとえ、その親友に裏切られても。
真美は、今は私をいじめる側の、リーダーの里奈の手下にすぎない。
1年前、真美は、真冬のプールで裸にされ、置き去りにされた。
それを見つけた教師が、生徒に拷問をした。
しかし、その事件はたった2日で終わった。
なんと真美は、私の居ない所で、里奈に泣きながらこう言ったらしい。
「お願いします…もう…やめてください…」
「里奈様に向かって、何言ってんの？」
「お願いします…私…私、何でもしますから…！」
里奈が、冷たく言った。
「何でもすると言うのは、本当かしら？」
真美は、おどおどしながら、答えた。
「はい…私…何でもします！！」
里奈が、ニヤッと笑いながら、言った。
「いいわ、あなたを解放してあげる。
その代わり…そうね…千早、西野千早を代わりにいじめるわ。」
真美は、決心してはっきりと答えた。
「ありがとうございます、里奈様。」
里奈は、真美に最初の命令を下した。
「明日、放課後に千早を呼び出すわ。
その時に、あなたは私にさっき言ったセリフを言いなさい。
そして…明日から、千早がターゲットよ。」
こうして、私は放課後、呼び出され、いじめのターゲットを私に変えた事を話し、早速体育倉庫で暴力をふるい始めた。
「痛っ…真美…やめて！！私達、友達じゃなかったの？！」
それを聞いた、真美は、冷たくこう言った。
「千早、ごめんね〜！私、ずっといじめられて分かったの！
いじめる事より他に、こんなに楽しい事が無いって！」
里奈と、その手下が、クスッと笑った。
そして私は、殴られ、蹴られ、叩かれ…そして、手芸針で、手足をチクチクと刺し始めた。
「痛いっ、やめて！！」
その言葉も聞かずに、5,6人で、私を押さえて、刺し始めた。
次々に針で刺された小さな痕から、血が流れた。
そして、私を紐で縛りつけ、口に大量の布を入れて、里奈や真美たちは、体育倉庫に鍵をかけて、出て行った。
私は、1人残された。
こんな日が、ずっと続くという事を、1人で考えながら…これよりも辛い日が、ずっと続くという事を、考えながら……。
- Re: 地獄学校 ( No.23 )
- 日時： 2010/11/24 18:29
- 名前： 彩菜 （ID: kI8qpW9V）
頑張ってネっ☆☆☆☆
この二人の絆がマヂ感動したっ＞＜
てゆーか、マィｓ、アキｓ、ミホｓ!!
私とトモダチになって下さい!!
- Re: 地獄学校 ( No.24 )
- 日時： 2010/11/27 18:54
- 名前： ミホ （ID: vAQrW721）
第6章 『皆の目』
私と美紀は、お互いの家を行き来し、冬休みを過ごした。
そして、
楽しい冬休みは、あっと言う間に終わってしまった。
さあ、地獄の学校へ戻る時が、やってきた。
私と美紀は、これからどうなるのだろう？
でも、私は大丈夫。
だって、美紀が居るのだから。
美紀は真美とはまるで違う。
真美は、私を裏切った……
里奈に脅されたのだろうか？
でも————————
あんなにいじめをして楽しんでいるのだから。
私なんて、どうでもいいのね————。
いきなり、私の目から、涙があふれてきた。
大粒の、涙…。
悲しみの、涙…。
悔しい…なんで？
何で私と美紀なんだろう…？
でも…私で良かったと、時々そう思う。
いくら憎い人でも、生きているんだ…。
私だって、生きてる。
でも…私は、何もしてない…。
なのに、いじめは私に向かってきた。
でも…他の人が傷つくなら…
私が傷ついて済むのなら…
私の命なんて、惜しくない。
＜前まではそう思ってた。＞
でも、今は違う。
私の…たった1つの命でも、決して無駄になんかしない。
私と美紀の思いが、いきなり変わった。
そう…あのニュースで。
今まで、美紀も、私と同じように思っていたのだった。
でも、生きる事を投げ捨ててはいけない。
———生きる勇気を、すてちゃダメ———
いじめは、人を死にまで追い込む。
でも、命だけは———。
何があっても、美紀だけは…千早だけは、救う。
早く、いじめを止めたい。
この学校へ…この世界へ、平和な空間を、
1秒でも早く、作りたい———。
そして、思った。
里奈や、真美達の気持ちはどうなんだろう？
私と美紀をいじめることで頭がいっぱいなのだろうか？
どんな事を思っているのかは、絶対的に分からない…。
だけど、『いじめ』と言う文字だけは、消したい——。
里奈や、真美達の目は、何を見ているのだろう…？
美紀の目は、優しくて、真実だけを見つめる。
私は、美紀の目が好き。
美紀は、いじめなんかに負けない。
そんな目を持っている。
里奈は、いじめの計画をしている時、
とても楽しそうだ。
私と美紀を見つめている時は、
とても嫌な目をする。
憎しみと、恨みの塊のような目。
真美の目は、里奈達と居る時は、
まるで、恋をしているかのように、
輝いている。
1年前、私と居た時よりも、ずっと楽しそうな目。
私を見ているときは、
なぜか、少し悲しそう目をして、
私の姿を嘲笑うかのような目。
美紀を見る目は、
私とは、全然違う。
私が1人で苦しむのを邪魔した…と言うような、
とても、怖い…
その目を見ていると、絶望的になってしまう。
さあ、美紀がやってきた。
ついに、冬休みの幕を閉じた、
私と美紀の、楽しい日常。
今日からは、また、地獄学校で、生きていかなければ。
「私には、美紀がいる」
そうつぶやいた。
美紀に、聞こえたらしく、
美紀も言った。
「私には、千早がいる。」
私達は、学校へ着いた。
里奈や、真美達が、私と美紀を
睨み付けた。
しかし、私達は、そんな事はどうでも良かった。
教室へ入って、私は美紀と一緒に話していた。
今日の放課後が、どんなに痛々しいかも知らずに。
——つづく——
- Re: 地獄学校 ( No.25 )
- 日時： 2010/11/24 18:52
- 名前： ミホ （ID: vAQrW721）
彩菜ｓ、良いですよ＾＾：
ミホって呼んでください！
タメOKです！！
コメ友に、なりましょーっ★
第六章、短くてごめんっっ！
彩菜ｓ、コメ、ありがとう＠＾−＾＠
- Re: 地獄学校 ( No.26 )
- 日時： 2010/11/24 19:02
- 名前： ミホ （ID: vAQrW721）
誰か————！！！！
コメ、お待ちしています！！！！！
- Re: 地獄学校 ( No.27 )
- 日時： 2010/11/24 23:13
- 名前： 彩菜 （ID: kI8qpW9V）
OK!!
ウチのことも「彩菜」でいーからねっ
てかさ、
もーいいところで終わらせないでよぉー
続きめっちゃ気になる!!
早く書いてね♪
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