社会問題小説・評論板
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- 悲しき学校生活
- 日時: 2012/09/23 01:59
- 名前: 銀弧 (ID: Mt9DoeXY)
これは少し実話がまざっているお話です。
私がこのとき感じていた感覚などを書いたりしているので、ご注意ください。
この時点で駄目な人はUターンでお願いします。
安西 香奈 (あんざい かな)
小学五年生。
虐めを受けている主人公。
みんなからは暗いと思われているが、内心は明るいほう。
結構内心では毒はく。
西中 麻衣 (にしなか まい)
小学五年生
虐めのリーダー的存在
琴美 癒里(ことみ ゆり)
小学五年生。
他にも増えるかもです
- ああ、悲しき学校生活 ( No.1 )
- 日時: 2011/03/03 18:42
- 名前: 銀弧 (ID: 1OZSm3LG)
いつからの事かなんて覚えていない。
ただ気づいた時にはこんな感じだった。
『あいつ、今日も学校来てるし、マジうぜぇ』
『ほんと、何しに来てんだろ』
『つかあいつめっちゃくさくない?』
『ああ、分かる分かる、なんてゆう?ゴミみたいな感じ』
『ギァハハ、お前ナイス!』
今日もこんな陰口を聞き流しつつ、ぼろぼろになった鞄を開ける。
国語、理科、算数……うんよし、忘れ物はないな。
内心ではにこやかに忘れ物がない事に笑みを浮かべる。
でも外面では全くの無表情。
だってもし笑ったりしてたら虐めのネタにされるに決まってるし…
(どんな虐めかは考える気も無い。)
とりあえず鞄の中の物を全部出してから後ろのロッカーに入れに行く。
(うわぁ、汚いなぁ)
思わず鞄を中に入れるのを躊躇うほどにゴミが詰まっているロッカー。
なんか生ゴミまで入ってるし…
わざわざ学校に持ってくるくらいならゴミの日にママの手伝いでもしとけよガキが(笑)
とかなんとか頭の中で呟きながら指先で生ゴミの入ったビニール袋をつまみ出す。ああ、今日はビニール袋に入っててよかった。
前なんか机にそのまんまぶちまけられてたし…
現実逃避しつつ臭いにおいを放っている袋を適当にゴミ捨て場に持っていき、生ゴミ入れのところに捨てておいた。
なかなか優しいな、自分。
さて、一仕事終えた事だし、教室に戻りますか〜
と後ろを向いた瞬間、私は後悔した。
そこには私の虐めのリーダー的存在の中西麻衣がにやけながら立っていた。
(ああ、もう最悪。)
- Re: 虐めの生活 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/03 18:08
- 名前: 銀弧 (ID: 1OZSm3LG)
「安西さん、どうしたのぉ?生ゴミなんか捨てちゃってぇ、そういうのは自分の家で捨てようよぉ」
そう言って笑っている中西の後ろからもくすくすと笑う声がする。
ああ、もう本当にうざいなこいつら、大体生ゴミ持ってきたのはこのクラスの奴だって。
つかなんでここにいんのかな。
ここ外なんだけど、いちいち出てきたっていうのかこいつらは、
なんでそんな事に時間をつぶせるのかねまったく。
はぁ、とりあえずここは。
「これ、私のじゃないから。」
だから黙ってろ。
そういう意味合いもこめて睨んでからその場からはなれた。
逃げるが勝ちっていうわけだ。
「…むかつく。」
ポツリ、後ろのほうから聞こえてきた声を無視してわざわざ出てきた暇な奴らを避けながら教室へと戻っていった。
- Re: 悲しき学校生活(半実話) ( No.3 )
- 日時: 2011/03/11 20:27
- 名前: 銀弧 (ID: Gb5QJ608)
六時間目のチャイムがなった。
科目は理科。これで今日はおしまいだ。
移動教室なので一番に教室をでる。
どうせ私は一緒に行く人なんていないし、居たとしても正直まつなんてめんどくさくてやってられない。
一番端っこの席について私はちらりと黒板を見た。
そこには大きく『今日は実験です』と書いていた。
あ〜あ来たよこれ、私実験が理科のなかで一番嫌いなんだよな〜
普通の授業ならただ前に書いてある字をノートにうつしておしまいなのに実験は行動しなくちゃならないし、なによりクラスの奴らに近づかないといけないってのがうざい。
仕方なく決められた班にノートと筆記用具をもって近づく。
普段から私はこの班の席なんだけど先生の見えないところで私にちょかいをかけてくるから勝手に席を変えていた。
先生もなにもいわないから実験の日意外は端っこで座らせてもらっているという訳だ。
はぁ、実験……早く終わらないかな…。
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