社会問題小説・評論板

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いじめ 〜壊れていく心〜
日時: 2011/06/02 15:53
名前: キノ ◆z4O3MFzcEU (ID: uupAp8Xk)
プロフ: http://www.orennji

初めましての方は初めまして。キノです。
小説第2作目です。見て下さい。

                       ---登場人物紹介---

野沢 彩(aya nozawa)

主人公。中学2年生。
元気でおっちょこちょいだが、優しい性格。

池山 春花(haruka ikeyama)

彩の幼馴染で親友。しっかり者で彩のお姉さん的存在。
成績もいいので人気がある。

小田 恵莉(eri oda)

転校生の美少女。かわいいのでモテる。
だが、裏ではいじめをやっている、いじめのリーダー。

戸川 実結(miyu togawa)

恵莉にいじめられていた一人。おとなしくて勉強家。
春花に助けられる。

Re: いじめ 〜壊れていく心〜 ( No.4 )
日時: 2011/06/06 16:05
名前: キノ ◆z4O3MFzcEU (ID: xYvrNSUi)
プロフ: http://www.orennji

---第4話「彩の苦しみ」---

「これからは池山さんがターゲットになったからよ!!」

「ターゲット・・・ってどういうこと?」

「まだ分かんないの?だ・か・ら」

「イジメのターゲットってことよ!」

「いじめって・・・恵莉そんなことしてたの?」

「そうよ。今までは戸川だったけどあきちゃってね。だから次は池山にしたの」

「じゃあ戸川さんの様子がおかしかったのは・・・!」

「私たちがいじめてたからよ」

そんな・・・

「これで分かった?だからこれからは池山と話したらダメだから」

「ヤダよ!春花は私の親友だもん!」

「親友?バカバカしい。どうせ上辺だけでしょ?」

「春花は上辺なんかじゃ・・・」

「うるさい!!」

ドンッ!

「いた・・・」

「池山と話したら次はあんたがターゲットになるよ?」

「それでもいいなら話したら?」

「・・・・・・」

〜次の日〜

「彩おはよー!」

春花と話したい・・・けど・・・

「彩?どうしたの?」

「春花・・・」

ギロリ・・・と小田さんが私をにらむ。

タタタッ・・・

「待ってよ彩!」

「彩・・・」

春花のことムシしちゃった・・・

私サイテーだ・・・

続く

Re: いじめ 〜壊れていく心〜 ( No.5 )
日時: 2011/06/25 15:27
名前: キノ ◆z4O3MFzcEU (ID: pR7JxfSl)
プロフ: http://www.orennji

---第5話「親友じゃない」---

私サイテーだ・・・

「彩ちゃーん!」

「恵莉・・・」

「良かった〜。これからは池山さんとは親友じゃないんだよね?」

「そういう分けじゃ・・・」

「はあ?」

「あんた、いじめられたいの?」

「・・・」

「これからもっと楽しくなるんだよ?そのためには、彩ちゃんの力が必要なの」

「これからよろしくね!」

私・・・どうすればいいの?

〜放課後〜

「彩、いっしょに帰ろう!」

「うっうん!」

「あの・・・さっきは無視してごめんね。」

「え?別にいいよ!気にしてないから。」

「本当?じゃあいっしょに帰ろう!」

「そうだね。」

良かった・・・あやまれた・・・!

ガラガラ・・・

「彩ちゃん何で?もう話さないでって言ったのに・・・」

「ちっちがうの!これは・・・」

どうすれば・・・

「はあ・・・」

「春花?」

「もういいよ。彩。私と無理に仲良くしなくても。」

「春花・・・ごめん」

「私たち、もう親友なんかじゃないんだね。」

スッ・・・

親友じゃ・・・ない・・・

続く

Re: いじめ 〜壊れていく心〜 ( No.6 )
日時: 2011/06/25 15:42
名前: キノ ◆z4O3MFzcEU (ID: pR7JxfSl)
プロフ: http://www.orennji

---第6話「いじめの始まり」---

親友じゃ・・・ない・・・

「良かったねー!もう池山さんと話さなくていいんだよ!!」

「・・・・・・」

「だからさ、池山さんいじめるの手伝ってよ。いいでしょ。」

「・・・・・・」

「もうアンタは捨てられたんだよ。」

捨てられたの・・・・・・?

「分かった?だからいいでしょ??」

「・・・・・・うん。」

ニコ・・・

「よろしくね。」

〜次の日の朝〜

返事しちゃったけど、本当にいいのかな?

「彩ちゃーん!」

「な・・・何?」

「みてみてー!池山の机!」

春花の机には、「消えろ」と書いてあった。

「昨日私が書いたの。どう?」

「どうっていうか・・・」

春花、キズつくよね・・・

ガラガラ・・・

「うわっ来たしっっ。」

「何これ・・・」

クスクスクス・・・

「だから、「消えろ」ってことよ!」

「・・・」

「そうだ!これでらくがきふいたら?」

バシャ!

「アハハハハ!」

助けたいけど・・・

「彩もやりなよ〜!」

「私はいいよ・・・」

「早くやれって言ってんだよ!!」

「〜〜〜〜〜っ」

バシャ!

「彩ちゃんやる〜!」

「アハハハハ!」

「あっ・・・」

私・・・なんてことしたんだろ・・・

「・・・・・・」

「アンタ達って、本当バカだよ。」

「自分がいじめられたくないからって、人をキズつける。」

「こんなことして何も思わないなんて。ただのバカよ。」

「うるせーんだよ!みんな、行くよ!!」

「うん!」

〜ろう下〜

「池山はなかなか手ごわそうだから」

「これからもっといじめて。」

「分かった。」

どうしよう・・・春花が・・・

「彩ちゃん。イヤなんて言わないよね?」

「えっ・・・」

「いじめられたくないなら、私の言うこと聞いた方がいいよ?」

「・・・うん。」

私、これでいいのかな・・・。

続く

Re: いじめ 〜壊れていく心〜 ( No.7 )
日時: 2011/08/17 23:09
名前: キノ ◆z4O3MFzcEU (ID: yv2iENnn)
プロフ: http://www.orennji

                ---第7話「親友にもどりたい」---


私、これでいいのかな・・・。

〜次の日〜

「おはよ〜池山さん!」

ドンッ!

バサッ・・・

「みんな!やって!!」

グシャ!ガシャ!

「ちょっと!何すんの!!」

「何って?アンタが学校来れないようにしてんのよ?」

「ねっ彩ちゃーん!」

「・・・うん・・・」

「彩・・・」

「ほらね!彩ちゃん、もう友達でもなんでもないんだよ!」

「つまり、アンタの味方はもういないってわけ。」

「こんなことで私が負けると思ったら大まちがいよ!!」

「うるさいわね!みんな行こ!!」

タタタッ・・・

春花、心の中では、絶対キズついてる・・・

どうしよう・・・

〜1週間後〜

あれから1週間もたったけど、まだ春花のいじめはつづいてる。

私もつらいけど、春花はもっとつらいんだ・・・

〜放課後〜

「あ〜忘れ物しちゃったよ〜」

ガラガラ・・・

「あ・・・春花・・・」

「ねぇ、彩。」

春花と話したらいじめられる・・・

「こっちこないで!私、春花のことキライなの!!」

「・・・あっごめん・・・」

こんなこと言いたくないのに・・・!

「私は、彩のことキライじゃないよ。」

「え?」

「やさしかった彩のこと、忘れられないから。」

「私・・・春花のこといじめたのに・・・」

「でも、やさしかった彩には勝てないよ。」

「春花・・・」

ポロポロ・・・

「春花・・・本当にごめんね・・・私、いじめられたくないからって・・・」

「もういいよ。わかってくれたなら」

「・・・・・・」

シクシク・・・

「春花?何で泣いてるの??」

「私・・・強がってたの・・・。本当はすごい苦しかったの・・・」

春花・・・

ギュッ・・・

「本当にごめんね。大切な親友をキズつけて、私、最悪だよ・・・」

「ううん。もう大丈夫!これからいつも通りにもどろう!!」

「ありがとう・・・春花大好き!!」

「私も、ドジでバカな彩が大好き!!」

「何それー!ひどいよー」

「アハハハ!!」

「あれ?さっき人がいたような・・・」

「えっ?気のせいじゃないの?」

「そうだね!!」

彩ちゃんのうらぎり者。

続く

Re: いじめ 〜壊れていく心〜 ( No.8 )
日時: 2011/08/17 23:28
名前: キノ ◆z4O3MFzcEU (ID: yv2iENnn)
プロフ: http://www.orennji

                ---第8話「いじめなんかしない」---

彩ちゃんのうらぎり者。

〜次の日〜

「春花おはよ〜!」

「おはよー!今日はめずらしく早いね。」

「春花と仲直りできてうれしいからだよ〜♪」

「それより、今日大丈夫?恵莉たちに何か言われたりするかもよ?」

「私は絶対にいじめはしないって決めたから、大丈夫!」

「そっか!彩、何かされたら相談のるからね。」

「うん!」

やっぱり春花はやさしいなぁ・・・

〜教室〜

「ちょっと彩ちゃん。」

「どういうつもり?春花と仲直りしちゃって。」

ドキッ・・・

「何で知ってるの?」

「私、きのう見ちゃったんだよね〜!」

「それよりアンタ、いいの?いじめられても。」

私はもういじめなんかしない・・・!

「どうするの?」

「いいよ。私のこといじめても。」

「・・・は?」

「アンタ、自分が何言ってるか分かってんの!?」

「私のことはいじめていいけど、春花をキズつけたら絶対許さないから。」

ザワザワ・・・

「私も、彩のことキズつけたら許さないよ。」

「何なのよアンタたち・・・。みんな、行こ!」

タタタ・・・

「みんな、待って!!」

ピタッ・・・

「人のことキズつけて、楽しい?」

「え?」

「私は楽しくなかった。ただ、ツライだけだった。だから、もうこんなことやめようよ。」

「勇気出して、本当の気持ち、伝えない?」

「・・・・・・」

「私、こんなの、もうやめる。」

「山田さん・・・」

「あたしも」「私も」「うちも」

「みんなも・・・!!」

「あと1人。恵莉は?」

ギュッ・・・

「何で・・・何でみんな私からはなれていくのよ!」

「恵莉?」

「この学校ではうまくやれると思ったのに・・・。」

「どういうこと?」

「私、前の学校でいじめられてたの。」

続く


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