社会問題小説・評論板
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- うざい? はぁ?
- 日時: 2011/06/02 22:44
- 名前: ai (ID: y2j3Fkfw)
始めてです。
よろしくねがいします。
*自分自身いじめをしたこともされたこともないのですが……まぁ、嫌われてはいましたけど。
世の中の
もどかしさとかをどうにかしたくて、描こうと思いました。
- Re: うざい? はぁ? ( No.7 )
- 日時: 2011/07/28 10:34
- 名前: *○青葉○* (ID: 7KmVXXOI)
続きが気になる〜><
- Re: うざい? はぁ? ( No.8 )
- 日時: 2011/08/06 15:11
- 名前: ai (ID: VrzYASlI)
みなさんコメントありがとうございます!!
とってもはげみになりますw
- Re: うざい? はぁ? ( No.9 )
- 日時: 2011/08/06 15:39
- 名前: ai (ID: VrzYASlI)
第三話 「おにごっこ」
「あ……予鈴が」
彼女は、はっと自分の意識を取り戻した。
彼女が居たのは、校舎裏。
体育座りをしながら、ただ、忘れようとしていた。
全部を。
悪魔を。
彼女は顔を伏せながら、辛さをかみしめた。
_教室_
「よっしゃ! 自習じゃん、ラッキー」
彼女に腕を掴まれた少年は、もうとっくに、彼女の事など忘れていたのであった。
自習と言う事で、浮かれているから。
そんな彼のもとに友人がよってきた。
「なぁ。どうする?」
「どうするって何を」
「あいつだよ。悪魔」
その友人の一言のせいで、彼にまた悪と言うものが戻ってきた。
すると彼はにやりと笑い、
「ああ……、探しにでも行くか?」
まるで無邪気に遊びたい子供のように。
いや、狂ったように、虫を殺す子供のように。
それ以上に狂った笑顔を浮かべた。
彼の友人はそれに気づいてはいたが、しかし。
自分もなお、湧き上がる気持ちをとどめる事が出来なかった。
「いいんじゃね、それ」
そう言って彼らは、瞳を濁らせた。
きっと彼らに、制止の言葉は効かないだろう。
彼らには、はっきりとして、彼女をいじめる理由はなかった。
_それでも、あいつをみじめにして、貶してやりたい……_
そう思ったのは遅く、心よりも身体が先に動いた。
_校舎裏
「帰ろうかな……?」
もうここに居る必要もないだろう。
彼女は力なく立ち上がって、帰ろうとした。
すると
「おい」
え……?
「待てって」
嫌……。
嫌だ。
声が聞こえた。その瞬間に、彼女は早く歩き始め、
走る。
だが、後ろから聞こえてきたのは声ではなく、誰かが追いかけてくる足音だけ。
彼女は嫌だった。
今だけは怖い。
怖い……。
そう思ってしまったから。
後もう少しで校門に出れると、彼女が安堵した時だった。
動けなくなった。
お願い、動いて……。
彼女の想いは虚しいものだった。
腕が強い力で引っ張られ、思うように動けないのだ。
彼女が、後ろを見ようと思った時。
耳元から聞こえてきたのは
「つかまえた」
- Re: うざい? はぁ? ( No.10 )
- 日時: 2011/08/06 15:47
- 名前: ai (ID: VrzYASlI)
皆さんコメントくださったのに、遅くなってすみませんでしたっ!!
- Re: うざい? はぁ? ( No.11 )
- 日時: 2011/08/06 16:12
- 名前: ai (ID: VrzYASlI)
第四話 「切り裂かれた想い」
その声が聞こえた瞬間。
彼女の顔は凍りついた。
彼女はようやく、後ろをゆっくりながらも振り返る事ができた。
そこにいたのは自分を悪魔と罵った男子と、その友人……。
ここで弱さを見せたらもっといじめられる。
_ひどい事をされる_
そんな気持ちが彼女の弱くなった心をたてなおした。
すると、彼女の顔がいつも通りの冷静な、無表情に変わった。
「何?」
「何って……、ずいぶんのんきだな。悪魔」
その言葉で、彼女の眉間に少しだけ、しわが寄った。
「何がのんきなの?」
「ハハッ。お前さ、授業ほったらかしでいいのかよ」
「だったらあなたたちだって同じじゃないの?」
その言葉を聞いた少年二人は顔を見合わせ、彼女に振りかえり余裕の笑みを浮かべた。
「そんな事ねーよ」
「俺達、先生に頼まれてお前を教室に連れ戻しに来ただけなんだけど」
「だから?」
「だからって……。俺たちはそういう正当な理由があるんだよ」
「嘘だ……」
そんなの嘘だ。
そう思った。
なぜなら彼女は今日の一時間目が自習だという事を知っていたから。
先生に言われたなんて嘘だと……。
「はぁ? 嘘じゃねーもん」
「いいから早く教室に戻れよ!」
掴まれていた方の腕がぐいっと、先ほどよりも強い力で引っ張られるのを感じた。
だが、地面を思い切り踏ん張って、耐える。
「来いよっ!」
さらに強い力で引っ張る。
だから、彼女も負けじと力を強くした。
だけど、今の状況は2対1。
それを忘れかけていた彼女は、『後ろ』にまで気がいかなかった。
「俺の事忘れんなって」
「っ?!」
ドンッ!
背中を押されて、思わず、引っ張られていた方向に倒れこむ。
何時の間にか、引っ張られていた腕は離されていた。
どさっ……と、地面に倒れこむ。
「ぷっ……、転んでやがんの!」
「無様な姿してんじゃねーよっ!」
どすっという、衝撃が彼女の脇腹に当てられた。
「ぐっ……!」
彼女のくぐもった声がきこえる。
とても苦しい声。
「いたっ……ぃ」
間を空けられて、それでも容赦のない蹴りが彼女を襲った。
「やめ……」
反抗する力を持てなくなるほど。
「だれか……」
暗くなる意識。
暗闇に放り込まれそうになる視界。
_だれか、
助けて_
そんな想いが、届くはずもなく。
彼女は意識を無くした。

