社会問題小説・評論板
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- 人生ゲーム
- 日時: 2011/08/17 21:15
- 名前: 凛 (ID: sp0cIx.0)
「あれ?何してたんだっけ」
この話は、ほぼ、実話です。
作者が体験して思ったことなど、、、、
短編小説も書く気でいます。
ちなみに作者は
「いじめはなくなるべきである」
「どんなに嫌いな人であろうと、やってはいけない」
「リスカはあってもいいと思う。」
「できればないほうがいい。」
という考えを持っています。
では、
- Re: 人生ゲーム ( No.1 )
- 日時: 2011/08/17 21:33
- 名前: 凛 (ID: sp0cIx.0)
登場人物
山崎 夏樹 (女)モデル作者
もともと暗い性格。
いまでも隠れて暗い。
2年間いじめられていて、
いつか復讐すると決めていた。
小学4年まで暗く、
5年から長い髪を短くしてイメチェンした。
男っぽい。
吉野 真衣 (女) モデル作者の親友
誰にでも平等に接するいい子。
1,2年では夏樹と同じクラスでいつも一緒にいたが、
3年で分かれ、夏樹がいじめられていると知った時から、
いじめ撲滅運動を始める。
おっとりしていて、いい子。
篠崎 佳奈美 (女) モデル作者をいじめてた子(リーダー格)
暗い子が嫌い。
で、自分が嫌われていることに全く気が付いていない、
もててると思っていて、
ちょっとでも優しくされたら、その男に告る。
一回もOKされていない。
金子 祐樹 (男) モデル作者をいじめてた子
佳奈美と気が合う。
嫌われていることに気づいてない。
初めのころは夏樹が好きだった(らしい)
あまりにも自分に無関心なため嫌いになったとか・・・・
坂本 和也 (男) モデル作者のもと彼、いじめてた子
イケメン。かなりモテル。
作者に唯一優しくしてくれていた人。
ある日突然かわった。
いじめはしていたが、した後は必ず、一人で落ち込む。
林 悟志 (男) モデルいじめ反対派の子
いじめ反対派で、やさしい。
頭もいいし運動もできる。
夏樹を助けたくて一回激怒した。
西野 七海 (女) モデルいじめ反対派の子
頭がよい。
佳奈美が嫌いでしょうがない。
先生のお気に入り。
5年からの友達
武藤 利香 (女)
夏樹の親友。
佳奈美が大嫌い。
いじめも嫌い。
井上 真希 (女)
おっとりしていて、夏樹と気が合う。
夏樹を妹のように扱う。
- Re: 人生ゲーム ( No.2 )
- 日時: 2011/08/17 21:53
- 名前: 凛 (ID: sp0cIx.0)
第一話
私の中の学校とは、
つまらない、親のためだけに通うもの。
休み時間はいつでも本を読んでいたし、
友達なんて、そう、あのこぐらい。
いつからだったか忘れたけど、
私は嫌がらせというものを受けていた。
でもそんなの私にはどうでもいいことで、
私には本と彼女がいればいい。
「山崎、それおもしろいよな、俺その本好きだぜ。」
林はいいやつ。
こんな私にもよく話しかけてくれてすっごく、モテル。
あとは、西野さんもすごくいい人で。
私は恵まれているのか不幸なのかわからない。
でも、今の暮らしには満足していた。
「林。そんな奴としゃべってたらけがれるぜ?」
金子。私はこいつが大嫌いだ。
「うるせぇぞ、金子。お前としゃべってたほうがけがれる気がする。」
林はどうやら、金子が嫌いみたいで、
彼にだけつらい言葉を浴びせる。
それに気づかない金子はどうなんだか。
「こわいこわい。林。あんた馬鹿なんぢゃない?」
篠崎 佳奈美。私が世界で一番嫌いな人間。
私を苦しめている奴。
「お前にだけは言われたくなかったぜ?篠崎。」
「うわぁ、ひどいわ〜」
篠崎はそれだけ言うと私の横を通り過ぎる。
その時私の耳元で
『調子乗んなよ』
と言っていった。
「気にしなくていいよ、山崎」
「うん、ありがとう林。でも私ああいう人間相手にしないタイプなの。」
「しってるよそのぐらいさ。」
林が自分の席へと戻る。
もうすぐチャイムが鳴るからだきっと。
「よぉ、山崎!相変わらず席たたねぇな!」
坂本だ。
私の大好きな坂本。
私の、
初恋の人。
- Re: 人生ゲーム ( No.3 )
- 日時: 2011/08/19 20:51
- 名前: 凛 (ID: sp0cIx.0)
第二話
「お前林と仲良いのな、嫉妬するぜ?」
「ふふ、なんでよ。」
坂本と私は席が隣。
すごくすごくうれしいこと。
「山崎は、強くていいな。」
「えっ?」
「おれだったら、あんな風にいじめられてたら耐えらんねぇもん。」
「べつに私相手にしてないもの。」
「へぇ、そっか。」
坂本は、坂本は私と昔付き合ってた。
この前分かれたばっかり。
それでも優しくしてくれる坂本に私は甘えてたんだ。
「お前はいいよな。」
「へ?」
「少なくたって、優しくしてくれるやつがいるじゃないか。」
「それなら坂本にもたくさん・・・」
「いるわけねぇじゃん。みんな陰で何言ってんだか。」
坂本は、顔がきれいで、女の子からすごく人気で、だから男子からはうとまれていて。
「私は……。」
そこで、チャイムが鳴った。
小さく言った私の言葉が消えた。
なんでだか、涙が出そうだった。
もう、わかってた。これから何が起きるか。
私は坂本をひどく傷つけていたんだって、はじめて知った。
「ごめん、坂本。」
私と仲良くしたせいで、みんなから悪口言われたんだね。
もう、次の休み時間から、君も敵になるんだね。
授業はぜんぜん頭に入らなかった。
でも、国語の授業だったので安心だ。
私は国語だけは得意だから。
「これで終わりにします。」
先生の声と同時にチャイムが鳴る。
なんて憂鬱だ。
「えー、アイツきてたのー?キモ過ぎて分かんなかった!」
きゃははは、とクラスメイトは私を笑った。
その中に坂本はいた。
眉間にしわを寄せ、今にも泣きだしそうに、坂本は笑ってた。
「坂本まで。本当嫌な奴ら。」
いつの間にか私の隣にいた西野さん。
その目はたしかに坂本を見ていて。
ねぇ、西野さん。私は自分がいけないことを知ったんだ。
もう、いいんだよ。
いっそ、授業抜け出して屋上行って飛び降りてしまおうかな。
そうしたら窓際にいる佳奈美には、落ちていく私が見えるわけで、
ああ!なんて素敵な考え。でも実行は無理かな。
だって、私には彼女がいるから。
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