社会問題小説・評論板

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彼女の事が嫌いです。
日時: 2011/09/23 21:53
名前: ちゃっ吉 (ID: 0LEStScZ)

まじめに…。

頑張ります!執筆!

もくじ




Re: 彼女の事が嫌いです。 ( No.2 )
日時: 2011/09/24 10:02
名前: ちゃっ吉 (ID: 0LEStScZ)

登場人物1


木下 麗 キノシタ ウララ・・・主人公、凜花のことが大嫌い

藤咲 瑠衣 フジサキ ルイ ・・・主人公の小学校の時からの友達
            麗と同じく、凜花が嫌い。

姉ヶ崎 凜花 アネガサキ リンカ ・・・非常識の塊、幼稚園児並みの本能、ウザさのカリスマ。大勢の人から嫌われる女の子。

岡 夢美 オカ ユメミ ・・・声の小さな転校生

Re: 彼女の事が嫌いです。 ( No.3 )
日時: 2011/09/23 22:39
名前: ちゃっ吉 (ID: 0LEStScZ)

第2話 彼女のウザさとは


まずさ、挨拶もなしにいきなり「麗がバンジージャンプしている夢見たよ!」ってなんなの?ありえないでしょ。


ふつうは「おはよう」って挨拶するもんじゃないの?おかしいでしょ。


「マジウケるでしょ!?!『あたしって超可愛いい!』だよ!ウ〜ケ〜ル〜」


「あーそーだねー」


「でしょでしょでしょー!もう、凜花最高〜!!」


「…何でよ?」


「は?なんでわかんないの?!『あたしって超可愛いい!』だよ?ウケんだけどー!それもわかんないとか馬鹿じゃないの〜!?」


「……」


キチガイ。この子といるとマジ疲れるわ。


いいや、瑠衣んところ行こうっと。


「瑠衣〜、何読んでるの〜?」


別に、瑠衣は本なんか読んでないんだけどこういう時は適当に逃げないと。


「え〜?鷹野孝亨(推理小説)だよ〜?」


ナイス!瑠衣!合わせてくれたんだ!こういう時ナイスな気配りをしてくれるから瑠衣といると安心できるんだよね〜。


「……」

大人しくなってる、一生そうしてろ!


フゥ、これで絡まれずに済む。


「知ってるよ〜?鷹野孝亨でしょ?ソレマジツマンないよね」


は?凜花、知りもしない癖に何言ってんだ。


「読んだことあるの?」


だめ!瑠衣!まともに話しちゃ!


「あるけど、マッジつまんない。漢字いっぱい使ってあってさ。それに
出てくる人物の顔もメッチャもいきーばっかりジャン」


※もいきー=きもい


…『自分の価値観を押し付けてくる』


そういうところも嫌い、なにさ、中学生向けの推理小説だし、読める漢字ばっかりじゃん。


「凜花の読んでる「恋フミ」の方が面白いし」


「推理小説と少女漫画を比べんなぁ!!」


思いっきり叫んだ。


大体価値観を押し付けてくんなよ。キチガイ女。


当たり前じゃん、推理小説に少女マンガみたいな美麗な顔立ちの人が何人も出てくるわけないでしょ!


…本当にあったまくる!


凜花が去った後、瑠衣が言っていた。


「はぁ、相変わらずだなぁ、凜花って」


「もう、いや…」


「はいはい、毎度そのセリフ言ってるね」


「すみません」


「いいけど、この調子じゃ夢美も毒されちゃいそうだな」


「え?夢美って?」


「まぁ、もう少ししたら会えると思う」


「…?」


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Re: 彼女の事が嫌いです。 ( No.4 )
日時: 2011/09/24 08:50
名前: 綾咲 芽留 (ID: iGvI5nur)

ここでは初めまして!
昨日(で、いいのかな?)はコメありがとむうございました!
麗ちゃん…名前が可愛い!
ていうか、全部のキャラの名前が可愛い!←
もいきー…うちのクラスでは結構古いぞ凛花ちゃん。

夢美ちゃん!?何だその子は((

私の予想だと、凛花ちゃんはツインテールで黒髪。
麗ちゃんは結構長い髪。(んー、胸ぐらいまで?)
瑠衣ちゃんはショートカットで茶髪かなー…?

ってああああ勝手に想像してしまい申し訳御座いません!(全力で土下座
えぇーっと、頑張ってください!ではではー!

Re: 彼女の事が嫌いです。 ( No.5 )
日時: 2011/09/24 09:40
名前: ちゃっ吉 (ID: 0LEStScZ)

【綾咲 芽留さん】

おおお!コメント有難うございます。
おお、そういえば確かに皆可愛い名前だ!
もいきー古いですね。
夢美はこの次のお話で出てきます。
そして、設定考えてくれてありがとうございます〜!
いえいえ、嬉しいです!キャラクターの容姿って細かく考えるの私は超苦手なんで嬉しいです♪
応援メッセージ有難うございました!嬉しいです。

Re: 彼女の事が嫌いです。 ( No.6 )
日時: 2011/09/24 10:01
名前: ちゃっ吉 (ID: 0LEStScZ)

 第3話 声の小さな転校生


瑠衣の言った通り、その夢美(ユメミ)ちゃんとはすぐに出会うことができた。HRの時間、あたしたちのクラスに転校生が来たのだ。


「それじゃあ、自己紹介をしてください」


先生が教室の片隅の机から転校生を見ながら言う。


「……です」


…???


転校生の女の子はぼそぼそと小さな声で話す。


すごくかわいい、白い肌に綺麗な髪の毛。パッチリ占めにうすい唇。


可愛い女の子って自信もってて、たいていあたしが近寄りがたい、ウザい子なんだけど(凜花は可愛くない。なんというか黒くてサラサラしたツインテールのヅラをつけたゴリラをイメージしてほしい。肌は小麦色だけど)


そういう子に限って声が大きくて胸張ってるもんじゃない?



大人しい子なのかな?


「藤咲」


先生は瑠衣の名前を呼んだ。え、どうしたの?


「手伝ってやれ」


何も言わずに立ち上がる瑠衣。


はぁっ…ってため息をついてる。


え?え?どうしたわけ?なんで先生は瑠衣の事を指名したんだろ?


「えと、B中学校から引っ越してきた。岡 夢美さんです」


夢美ちゃんから何か言われたでもなく、最初から分かっていたみたいに


瑠衣はすらすらと夢美ちゃんの事を紹介する。


『いいけど、この調子じゃ夢美も毒されちゃいそうだな』


不意に、瑠衣に言われた言葉を思い出す。


そっか、この子のことを言ってたのか。瑠衣は。


「よろっ…よろしくお願いします」


そこんところだけ夢美ちゃんはしっかりとした言葉で言った。


「じゃ、空いている席に座れ」


あ、あたしの隣。


「あたしの隣、空いてますよ」


「おう、じゃあ、そこにすわってくれ」


おずおずとあたしの隣の席に座る夢美ちゃん。


「よろしくね!」


声かけてあげた方がいいよね。きっと。


「…ん」


きっと、夢美ちゃんは「うん」って言ったんだろうけど、声が小さすぎて聴こえなかった。




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