社会問題小説・評論板
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- 相対性理論が覆る程の屑
- 日時: 2011/10/06 16:24
- 名前: めぅ ◆aGGtaEQ8QY (ID: mM51WarG)
『(ま・ω・お)Nyan☆Diary...。*゜●』
————アイツがやってるブログ見つけたんだけど。
全部の始まりは、何気ない会話の、何気ない一言でした。
はじめまして(´-ω-)
この小説の作者のめぅです。
お暇な時にでもちょこちょこ読んでやって下さい
感想やアドバイス常時募集中で御座います(*^ω^)
キャラをまとめたのは「>>14」になります。
>>14以前の内容を軽くまとめて書いてありますので>>1->>13を是非見てからご覧になって下さい。
*こんな糞小説にコメント・感想を下さった方々*
・詩帆様
・律花様
*コメント・感想ありがとうございました(*^ω^)*
コメント・感想は常時募集中で御座います。
- Re: 相対性理論が覆る程の屑 ( No.17 )
- 日時: 2011/10/08 09:51
- 名前: めぅ ◆aGGtaEQ8QY (ID: mM51WarG)
5限目が始まる数分前に沙希と真麻は戻って来た。
「・・・本当最悪だよね〜真麻ちゃん逆ギレされて。」
一瞬、有紗を見て嫌味を吐いた沙希は満足気な表情をすると自分の席に座った。有紗は何も反応を見せずに黙って教科書とノートを開いていた。
「・・・あ。」
真麻のブログを見ていた私はある機能を見つけた。
[このブログの更新をメールでお知らせする!]
という広告がブログの下の方にあったのだ。それをクリックするとこのブログサイトに登録するとブログが更新されるとメールが受信されて確認できるというサービスだった。
ブログサイトは無料だし、私は[登録する!]というボタンをクリックした。
名前や年齢、職業などを適等に設定すると2〜3分で登録が完了する。早速私は真麻のブログの更新設定をする。
・・・これもまた2〜3分で簡単に出来て思わず顔が綻ぶ。
———こんなに簡単に個人情報を手に入れられるなんて怖い。
そう思いながらも私はその個人情報を悪用しようとしている。
—————それは、悪いコト??
ううん。違う。だって、悪いのは真麻だもん。
私は、悪く無い。
自分で自分にそう言い聞かせていると携帯のディスプレイが輝く。授業中はマナーモードにしているから音はならない。
私は携帯を開いた。
[受信メール:2件]
携帯の画面にうつし出された文字を見て私は受信ボックスを見る。
1つは知らないアドレスからでもう1つは有紗からだった。
・・・知らない、登録していないアドレスはブログサイトからのものだった。
——————————————————————
まおNyan☆さんのブログが更新されました!
是非チェックしてみて下さい!
貴方もブログをはじめませんか?
今ならブログ用キュートなテンプレ
をプレゼント☆
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メールの内容は真麻がブログを更新したというものだった。私ははやく読みたいという衝動を抑えきれず有紗からのメールを後回しにして真麻のブログに接続した。
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2011年☆10月13日っ♪
に゛ゃあぁぁぁ(´;ω;)
元ヵノさんにBlogぁらされてるょぉ;
にゃんで〜(´-ω-)??
もぉ、、、僻むとヵさぃてぃぢゃんっ
(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)(怒)
まぢ機嫌ゎるぃヶドまぁぅちにゎ
湊Kunがぃるヵらだいじょ→ぶっ☆゜.
湊Kunにぁとで相談しょぉっ♪
にゃにゃ〜o(*>ω<*)o
コメント(1)
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・・・相変わらずウザいな。。。しかも有紗が僻んでるとかマジで有り得ないし。
「。。。あ」
そうだ、有紗。有紗のメール、忘れてた。
私はまた受信ボックスに携帯の画面を戻した。
- Re: 相対性理論が覆る程の屑 ( No.18 )
- 日時: 2011/10/08 10:04
- 名前: めぅ ◆aGGtaEQ8QY (ID: mM51WarG)
「今、湊からメール来た。
アイツ、マジで許さない」
それだけのメール。
それだけでも十分だった。有紗の怒りを受け取るには。
「なんてメール来たの??大丈夫??」
急いでそう打って返信をする。・・・怖くて有紗の方を向けない。・・・きっと今有紗は綺麗で可愛い顔をグシャッと歪ませて精いっぱい真麻を睨んでいると思う。
・・・・・怖い。
ゾッとしているとまたメールが受信された。受信ボックスを見て確認すると先程私達の周りにやってきた女の子のうちの1人、高橋さん・・・確か、この子の名前は・・・・・。思い出せないや。
・・・とにかく、高橋さんからのメールだった。
「有紗ちゃん大丈夫かな?
さっきから思いつめたみたいな
顔して携帯とにらめっこしてる。
てか真麻ちゃんのブログ、
本当酷いね。(;´・ω・)」
高橋さんのメールに返信をする気にはどうしてもなれなくて私が携帯を閉じようとすると・・・。
「受信メール:1件」
・・・・・・またか。授業中だというのに受信の止まらない携帯をまた操作すると今度はまた有紗からのメールだった。
「やっぱりあの女、私が悪いみたいにしてた
みたい。本当ウケんね(笑)
もう真麻をいじめるなみたいな内容の
メールだったからふざけんなって
返信してやった(`ー´)Vvドヤッ
でも、放課後に学校の前のカフェで
3人で話会う事にしたの。
私1人じゃ不安だからついてきて貰っていい??」
・・・・・マジで???
ついつい口から言葉がすり抜けそうになって私は思わず自分の口に手をあてた。・・・そして有紗の方を向くと手を口の前で2つにあわせていて、申し訳なさそうな表情をして
『お願い!!』
と口パクで言っていた。私はコクンと頷いて微笑むと
「ナイス有紗!!
勿論OKです(。・ω・。)」
とメールを打ちこんで送信ボタンを押した。その後に「ありがとう、ごめんね」と書かれたメールが有紗から送られてメールのやり取りが終わったと思うとまたメール。今度はブログサイトからだった。
・・・また、真麻のブログが更新された。
- Re: 相対性理論が覆る程の屑 ( No.19 )
- 日時: 2011/10/08 10:09
- 名前: めぅ ◆aGGtaEQ8QY (ID: mM51WarG)
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2011年☆10月13日っ♪
湊Kunにそ→だんしたら
彼女さんと湊Kunとまぉにゃん
で放課後話ぉするコトになったぉ
(●゜+。´∀`*)
も→ぁらしになゃむコトも無くなる☆ミ
ゃったぁッッッ♪
Happyにゃまおにゃんでしたぁ♪
コメント(0)
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———能天気な子。
普通に考えたら自分がついた嘘がバレると思ってそれどころじゃ無くなるでしょ。
きっと、湊君が100%自分の味方で、放課後の話会いは一方的に有紗を責め立てるものになると思ってるんだろうな。
———本当、頭悪いんだよね、この女。
ざまぁみろ。
ククッと喉の奥で笑い声が生まれた。
私はその笑い声を慌てて空気中の酸素と二酸化炭素、それからちっ素と一緒に呑み込むと携帯を閉じて授業に集中し始めた。
- Re: 相対性理論が覆る程の屑 ( No.20 )
- 日時: 2011/10/08 10:29
- 名前: めぅ ◆aGGtaEQ8QY (ID: mM51WarG)
———放課後、私と有紗は莉奈と香奈に軽い説明をした後に学校の前のカフェへと足を運んだ。
まだ真麻は教室にいたから少しカフェで待っているようかもしれない。
———店内に湊君の姿は、無い。
「湊・・・。」
店内を見回して、姿を確認出来ないと不安そうにそう言う有紗にニッコリと微笑んで「大丈夫。」と言うと私達は4人用のテーブルに先についた。
「・・・湊、あとちょっとでつくって。」
ソワソワしていた有紗だったが湊君からメールが来ると凛としたいつもの有紗に戻った。・・・やっぱり元カノの威厳みたいのがあるようだ。
「そっか。・・・真麻も一緒かな??」
そう言うと有紗は首を傾げてニッコリと微笑むと
「わかんない。」
とだけ言った。綺麗な横顔を見つめていると、少し頬が赤くなる。いつも見てるのに、なぜか今の有紗はいつも以上に可愛い。可愛いっていうか、綺麗っていうか。美しいっていうか。。
不思議な感覚に捕われていると
「・・・有紗?」
という低い声がした。その声の元は有紗の前の椅子に座る。・・・こうなると私の横が有紗でその前が湊君だから必然的に私の前には真麻が座りそうだ。
「湊、久しぶり。」
湊君の目を見つめて瞬き1つせずに言う有紗に一瞬、空気が凍る。
「あ、あぁ。久しぶり。・・・佳之ちゃんも。」
有紗の可愛さや雰囲気に圧倒されてか湊君は少し落ち着きの無い様子でニッコリと微笑むと私にも挨拶をしてくれた。
「お久しぶりです。」
・・・確か、湊君は有紗の1つ上の高校3年生。凄く大人びた雰囲気な人だし、何より顔立ちも整っているしスタイルも良い。有紗と付き合っていたらいかにも「お似合いのカップル」だ。
「・・・そうだね。佳之ともしばらく会ってなかったね。私達別れさせられてから1回も会ってなかったもんね。・・・てか真麻はまだなのかな?あ、噂をしたら来た来た。」
饒舌にそう話をする有紗は入口を指さす。湊君は入口を背にするように座っている為軽く体をひねらせて真麻を確認した。
「〜あぁっ♪湊く〜んっ」
甲高い声と共に、私達の話しあいが始まった。
- Re: 相対性理論が覆る程の屑 ( No.21 )
- 日時: 2011/10/08 10:47
- 名前: めぅ ◆aGGtaEQ8QY (ID: mM51WarG)
「真麻、コレ湊君に貰ったんだ〜♪」
———先程から、真麻は有紗に湊君との思い出を話し続けている
『今、私は湊君と付き合ってるんだ』
そう、主張するみたいに。
「・・・そう。飲み物なににする?私は・・・ミルクティ。湊はコーヒーだったよね。」
有紗は一瞬うんざりしたような表情をすると話をそらした。
「あぁ、そうそう。ありがと。・・・真麻ちゃんと佳之ちゃんは?」
良く覚えてたね、と言った後そう言った湊君は私と真麻を見る。
「ん〜。真麻はねぇ〜・・・オレンジジュースが良いな〜っ♪」
ニッコリと笑ってそう言う真麻は上目づかいで湊君を見た。
「あ・・・私はアップルティで。」
私が言うと有紗は店員さんをよんで飲み物を注文した。
「えっと・・・ミルクティとオレンジジュースとアップルティ、あとコーヒーをお願いします。」
そう言う有紗に店員さんは「かしこまりました。」と言ってニッコリと微笑むと
「コーヒーの方がホットとアイス、それからお砂糖とミルクの方をお入れすることが出来ますがどうしますか??」
と続けた。有紗は迷う事無く
「アイスで。お砂糖はコーヒーに入れないで別で持ってきて下さい。ミルクはいりません。」
と答えた。そのやりとりを見て真麻が横から
「なんで勝手に湊君の決めちゃうの??」
と口を出した。
「え?あぁ、ごめん。昔から湊コーヒーは砂糖だけのアイスだったよね。それで砂糖は自分で入れてなかった?」
当たり前のように言う有紗は少し勝ち誇ったような表情をしていた。湊君は
「うん。ありがとう」
と微笑んでいた。反対にその横にいる真麻は不機嫌そうだった。——当たり前だ。嫌いな有紗が知っていて自分が知らない事があるのが気にくわないんだ。
——————飲み物が運ばれてくると暫く沈黙が続いていたが有紗が口を開いた。
「で?話って何なの?」
言うと、湊君は気まずそうに口をひらく。
「色々多すぎて自分でも混乱してるんだけど、まず真麻のブログの件。・・・なんであんな事をした??」
湊君は先程までのオドオドとした様子は無く、有紗をじっと見つめながら力強く言った。
「——てか、湊って真麻のブログみた事あるの??」
少しはずれている返答をした有紗に湊君は「無い」と答えた。
「——・・・だからそんな事言えるんだよね。コレ真麻のブログ。見てみれば?」
有紗が自分の携帯を湊君に渡そうとした時、今まで黙っていた真麻が有紗の携帯を奪った。
「——!!なんで真麻のブログを湊君に見せなきゃなんないのよ!!!!!」
そう叫ぶ真麻は今にも有紗の携帯を投げ出しそうな勢いだった。