社会問題小説・評論板
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- 誰も助けてなんかくれなかった
- 日時: 2011/10/06 17:43
- 名前: 憐夏 (ID: DJvXcT4Z)
*プロローグ*
———10年前———
「優!!あっそぼう♪」
「・・・やだ。」
「えぇーなんで?」
「おまえつまんねーんだもん。」
「ふっフワァァアアアンン!!」
「優君!また癒月ちゃんを苛めて駄目でしょ!!」
「先生。僕は思った事を言っただけ!」
「優君は言い方もきついから・・・。ほら誤って一緒に遊びなさい!」
「やだ!ここにいる間だけは・・・
自由にさせてよ・・・。」
- 誰も助けてなんかくれなかった ( No.1 )
- 日時: 2011/10/08 09:52
- 名前: 憐夏 (ID: zRrBF4EL)
「母さん!!ただいま!」
「おかえり・・・。優」
「あぁーおにいたんおかえりぃぃいいい♪」
「優華うるさい!優華なんか・・・。」
「優・・・ゴメンネ・・。」
「母さんは良いんだ!悪くない!悪いのは・・・。」
「えぇーだれぇぇええええ?」
「優華と父さんだ。」
「優華悪い子じゃないもんプンプン!!」
こんな風にいつもいつもぶりっ子な妹と飲んだくれの父さんのせいで、
母さんは病気になり僕は・・・。
記憶喪失になった。
ほとんどのことは母さんに教えてもらった。
でもその3年後の事悪魔が振りかぶる・・・。
- 誰も助けてなんかくれなかった ( No.2 )
- 日時: 2011/10/11 20:09
- 名前: 憐夏 (ID: FlOuqSl5)
—3年後—
「おにいたぁぁああああん」
「泣くな!泣いたって母さんは・・・。
もどってこないんだから」
「うっわぁあああぁぁぁあああああん」
「泣くな!ほら家に帰るぞ!」
僕が8歳の時優華が6歳の時
病気だった母さんが天国へ行った。
父さんは借金まみれでヤクザにおわれて今は行方不明。
両親がいなくなった僕らは、施設に預けられた。
その2年後僕ら兄弟は離れ離れになった。
子供が欲しいという夫婦2組が施設に来て僕らを選んだ。
僕を引き取った夫婦は親馬鹿のお金持ちの夫婦で、妹の優華の夫婦は、
お金持ちじゃないけど、誰もが夢見るそんな夫婦だった。
優華は泣き叫んでいた。
あんなに優華を嫌っていた僕も泣き叫んでいた。
7年後まさかあんなことになるなんて思ってもいなかった・・・。
- Re: 誰も助けてなんかくれなかった ( No.3 )
- 日時: 2011/10/12 21:18
- 名前: 琳音 (ID: QxIgp5vM)
応援してるよー!!
頑張ってね^^
優君かっこいいだろうなぁ〜
- 誰も助けてなんかくれなかった ( No.4 )
- 日時: 2011/10/17 09:25
- 名前: 憐夏 (ID: j.vAWp8a)
こっちにも来てくれてありがとうございます!
琳音さんは私の作品どれも一番最初にコメしてくれました!
ありがとうございます♪
ちなみに優は黒い髪にこめかみあたりの髪が金髪で、
目は黄色というか金色で・・・
↑鏡音兄弟のような色です
- 誰も助けてなんかくれなかった ( No.5 )
- 日時: 2011/10/17 09:34
- 名前: 憐夏 (ID: j.vAWp8a)
—7年後—
「優君ーー!」
「何ーーお母さん。」
「癒月ちゃんって知ってるーー?」
「癒月!」
僕は階段を駆け下りた。
すると目の前にあらわれたのは
「癒月・・・」
「優・・・やっと会えた・・・」
そこに立っていたのは僕と同い年で前に僕が年中泣かせてしまったあの子。
はっきり言って別人のように可愛くなっていた。
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