社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

狂心少女と殺心少年
日時: 2011/10/09 23:22
名前: 星音 キラ (ID: a4Z8mItP)


------プロローグ------

誰も、【私】を分かってくれない。
誰も、【僕】を分かろうとしない。

だから、【私/僕】 は………………。

−−−−−−−−−−−−−−−−ー

星音せいねキラと申します。

主人公は二人。

狂って狂って、自分が壊れていく事で快感を覚える少女。

自分が壊れていくのを恐れて、自分を殺し続ける少年。

一人は嫌だ。−−−そんな寂しがりやな哀しい少年少女のお話です。

果たして二人は幸せになれるのか。
めちゃくちゃな世界観の中にも、共感出来るところもあると思います。
二人を自分と重ねて読んでみて下さい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

------登場人物------

神童 奈期 / naki sindou

幸せの中で感じるストレス。
それが彼女を狂わせる。


波沢 鎌夜 / renya namisawa

小さい頃、大好きな母に聞いた『死神さんの話』。
それが彼を違う道へ連れて行く。


では どうぞ。

Re: 狂心少女と殺心少年 ( No.1 )
日時: 2011/10/10 15:54
名前: 星音 キラ (ID: 571MjxM5)

第一話 『狂心少女』


優しい父親と母親、
大好きな友達。
いろんな人に囲まれてそれなりに幸せな毎日。

…でも、何だろう。このモヤモヤした気持ち………。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

キーンコーン カーンコーン………。

「七海〜」

「うわ、何だこの生物」

「うへへ、ツンデレだなあ〜♪」

「は?」

………………。

私の名前は神童 奈期。
学校ではいわゆる変わり者と言うやつだ。

「もう〜 七海は可愛いな〜♪」

「やめてそういうの 気持ち悪いからw」
この子は篠原 七海。
勉強も運動も出来る私の自慢の親友!

「うわあ〜 変態だ〜ww」
げ。……こいつは山田 美憂。
何かと痛いところを突いてくる喧嘩仲間。

「奈期〜 遊ぼ。」

「あ、かなちゃん!」
この子は今村 香奈美。私はかなちゃんって呼んでる。
皆の母親的存在(笑)

「あ〜…」

「うわっ 沙苗何時の間にw」
この子は坂東 沙苗。
なんか皆に(特に男子)に嫌われてるみたいだけど、普通に良いやつだと私はおもってる。

まあ、大体がいつも一緒にいるメンバー。
見事に個性派が集まったグループだ。

そして…。

「おい、神童」

「おっ波沢君じゃないか!」
こいつは波沢 鎌夜。
何かとつっかかってくる。普通にイケメンw

「なんだい?波沢君」

「あ〜なんだっけ やっぱいい」

「なんだよw」
まあ、話しかけて来てもこれといった内容はない。
つか、普通に女子から人気あるのに何で可愛くもない私に話しかけるんだろう?まあ、いいや←

「おーい、生きてますかー レーズンさん」
『レーズン』とはおそらく、レズと言いたいのだろう。
七海はたまに私をレーズンさんと呼ぶ。

「生きてまーす なんとかw」

「てゆーかさ、波沢と奈期って仲良いよね。」
ちっ。またひやかしか。こいつは好かん。

「ハハハー(棒」
適当に流す(笑)


…変なテンションだがコレが私の日常。
勉強も運動も出来ないけど、友達に囲まれて幸せ。
この幸せが、ずーっと続くといいな。


…でも、私は知らなかった。
この幸せが、私を狂わせる事になるなんて…。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

一話の前半はここまでです。
後半は徐々に物語が狂って行きます。

………………文才だれかくれ\(^o^)/




Re: 狂心少女と殺心少年 ( No.2 )
日時: 2011/10/10 01:33
名前: 星音 キラ (ID: 571MjxM5)


後半の前に新しい人物の紹介です。

------登場人物------

篠原 七海 / nanami sinohara
クールに見えるが個性的な性格。
勉強も運動も出来る。皆の憧れ。


山田 美憂 / miyuu yamada
奈期をいろいろひやかしてくるので、
よく喧嘩する。もう見慣れた光景。


今村 香奈美 / kanami imamura
通称「かなちゃん」。
勉強は苦手だが、生活面ではきちんとしている。


坂東 沙苗 / sanae bandou
何故か嫌われ者。
たまに虐められることもあるが、奈期などがカバーする。


です。まだまだ増えます 多分←

Re: 狂心少女と殺心少年 ( No.3 )
日時: 2011/10/10 15:52
名前: 星音 キラ (ID: 571MjxM5)

第一話 『狂心少女』 〜後半〜


私は静かに目を開けた。

「…どこだ ここ。」

まわりには何もない。誰もいない。真っ白な空間。

「お父さん?お母さん?七海、美憂……?」

歩いても歩いても、見えるのは白、白、白……。

………………………………?


「奈期。」

ふと聞き覚えのある声。
振り返ると其処には…

「七海…?」
私の親友、篠原 七海が立っている。

「良かった 七……。」
あれ? 七海って私の事名前で呼んだ事あるっけ…?
それに、なんでこんなところに…?

「七海?何でこんなとこにいんの?」

「…………………………………………。」
黙ったままこちらをじっと見ている七海。
いつもと違う。 何だか恐い…。


あ……………………………………………。

そうだ。こいつは七海じゃない。偽物なんだ。

偽物はいらない。本物の七海はどこ?


「…奈期。」

違う。奈期じゃない。


……………………?
何で?私は奈期だよ?偽物なのは七海。

そうだ。こいつを殺せば分かるかもしれない。

グサッ


……………………え…?

血を流して倒れる七海。
何で?私何もしてな………………………。
あ。


倒れた七海の後ろに立っていたのは、もう一人の…


ワタシ?

がばっ!

「はあ、はあ、はあ、」
夢……………………はっ不吉な夢だな…


「…ふ、ふふ、……
あははははははははははははははっ!!」
何故か笑いが止まらない。可笑しい私。

がたんっ
ドアを開けて母が入って来た。
「どうしたの!?奈期!」
笑い声を聞いて慌てて来たらしい。そりゃそうか。

「は、はは………。はあーあ。
……………………大丈夫だよ」
笑いをやめて笑顔で答えた。

「そう…。びっくりさせないでよ?
朝ごはん出来たからおりてきなさい。」

「あ、今日委員会があるからいらないや。
着替えたら学校行くね。」

「あ、そう?じゃあ早く支度して。」

「いえす。」
そういうと部屋を出ていく母。

(はあーあ、学校嫌だな〜…)

友達にはそこそこ人気があるが、授業面では全く駄目な私。平日の朝はいつも憂鬱な気分になる。
それに、あんな不吉な夢をみたのだ。七海に会うのにも少し抵抗がある。

そんな事を考えているうちに学校にいく時間。

(まあ、大丈夫か!)

「いってきまーす!」
私は笑顔で家を出た。

Re: 狂心少女と殺心少年 ( No.4 )
日時: 2011/10/10 23:24
名前: 星音 キラ (ID: 571MjxM5)


第二話 『殺心少年』


《ねえねえ、お母さん!》

《何?鎌夜》

《『死神さん』ってなあに?》

《…死神さんはね、大きな鎌で人間の魂を切りとっちゃうの。》

《ええー!》

《でもね、悪い人じゃないのよ?命を大切に管理してくれてるんだから。》

《命を?》

《そう。鎌夜の『鎌』は、かまとも読むのよ。
だから、鎌夜も鎌を持った死神さんみたいに命を大切にしてね。》

《分かった!僕は死神なんだ!》

《ははは^ ^》


…その三日後。
両親は交通事故で死んだ。

僕はあっという間に一人になった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

七年後、俺は12歳になった。

「いってきます」
施設を出て学校に着くと、ある少女の後ろ姿が目に入った。

『あ。』
目が合った。

少女の名前は神童 奈期。
クラスで一番長身な変わった性格の女子。

「よお、デカ女。」

「どーもー 波沢君。早いじゃないかハッハッハッ」

…普通の女子なら「デカ女」に反応すんのに、こいつ何気にクールだよな。変態のくせに←

「お前の方が早いじゃん。なにやってんだよ。」

「栽培委員会だから花に水あげてんだよ。
変な夢みるし眠いしで最悪だぜよ。」
…所々変な喋り方があるが、気にせずいこう。

「ほー。まあ、頑張るんだな。じゃ。」

そういって俺は校舎に入った。

……………………そういえば。

アイツ、変な夢って言ってたよな。
どんな夢だったんだ?

……後で聞いてみるかな。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

がらっ

「おーっす」
…まあ、今日は早く来ちゃったし、挨拶しても誰もいないか。
そう思いながら教室を見わたすと、一人だけ俺より先に来ていた奴がいた。

「…山田…?」
俺と同じくらいの背丈で眼鏡をかけた少女、
山田 美憂が泣いていた。

「どうしたんだよ?」
一応聞いてみた。

そしてしばらく沈黙した後、
山田が口を開いた。

「……奈期が…。」

奈期?神童の事か?
…山田とはあまり話した事がないが、神童とよくつるんでいるのは知っている。
でも神童がどうし…

「死んじゃった……。」


……は?

「あ、のさ、死んだって冗談が過ぎるんじゃねーの?
俺、今神童に会ったんだけど…。」

「嘘!」


……………………いやいや
嘘じゃないし(汗)

続けて山田が信じられない事を言った。

「だってウチ、奈期を殺しちゃったんだよ!!」


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

これで前半は終わります。
アンケートをします。やって頂けると有難いです(>_<)

下のをコピーしてお願いします。



Re: 狂心少女と殺心少年 ( No.5 )
日時: 2011/10/10 23:44
名前: 星音 キラ (ID: 571MjxM5)
プロフ: http://アンケートだじぇっ

*アンケート*


1.初めまして!!
【回答】

2.ここまでの感想を。(チキンなので甘口で←)
【回答】

3.自分に一番似ているキャラは誰ですか?
【回答】

4.ここまでで気になるキャラは誰ですか?
【回答】

5.どっちが好きですか。(狂心少女or殺心少年)
【回答】

6.これからも見てくれますか?
【回答】

7.お礼に貴方の小説を見に行きたいです。
題名を教えてくれますか。
【回答】

8.忘れてました←
これから出てくるイジメの内容はどんなものが良いですかね?
【回答】

9.有難うございました!
【回答】
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。