社会問題小説・評論板

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イジメ
日時: 2012/02/15 17:43
名前: ユキナ (ID: aAyW2lUS)

いつから始まっていたの?
どうやったら抜け出せるの?
私はどうしてどこの学校でもイジメられるの?
誰か・・・助けて・・・。


登場人物

楠 美鈴(くすのき みれい)
川崎 詩音(かわさき しおん)
山本 奈緒(やまもと なお)
要田 真奈(かなめだ まな)
越智 仁香(おち ともか)
篠原 優美(しのはら ゆみ)

Re: イジメ ( No.1 )
日時: 2012/02/15 17:53
名前: ユキナ (ID: aAyW2lUS)

  第1話 転入生
キーンコーンカーンコーン
朝の会の始りのチャイムがなった。
皆いそいで席に着く。
ガラッ
勢いよくドアが開いて、先生が入ってくる。
「おはようございます。今日は大事なお話があります。」
皆は大事な話しときいて静かになった。
「実は今日、転入生がきます!」
これを聞いた瞬間、また皆が騒ぎだした。
「女かな?男かな?」「こんな時期に?」「はやくはやく」
といろんなことを言っている。
「静かに!実はもう来てもらっています。篠原さん」
ガラッ
教室のドアが開いて、1人の女の子が入ってきた。
「篠原優美です。よろしくお願いします。」
と言い頭を下げた。
男の子達は、期待ハズレだったのか、落ち込んでいる。
「じゃあ、優美の席はあそこね。」
先生が指さした席へ篠原さんが行っているときも、男の子達は出来るだけ自分の机と自分に小松さんが当たらないようにしている。
朝の会が終わり休憩時間になった。
篠原さんの席に女の子が集まっている。
そう、女の子だけが・・・。
「ねぇねぇ、美鈴も行こうよ」
と、友達の詩音が私の腕をつかむ。
「いい、興味ないし。1人でいってきなよ」
「え〜、美鈴が行かないんだったら行かない」
詩音が言い終わると同時くらいに、仲の良い男の子達が私の席まで来た。
「なぁなぁ楠。篠原のことハッキリ言ってどう思う?」
1人の男の子が私に聞いてきた。
「ハッキリ言って?カワイクないでしょwスタイル悪いし、髪ボサボサだし、風呂入ってんかな?う〜ん、あんま関わりたくないタイプ。」
「だよな!」
私はこのクラスで女王様みたいなもの。
私がイヤな子はクラス全員でとことん嫌う。
これが当たり前になっていた。
私はお金持ちでもない、普通の子。
ただ皆なんでか私に逆らえないみたい。
いわゆる、敵にまわしちゃダメな子。
「ちょっと職員室に行ってくるね」
篠原さんが教室を出た。
篠原さんが見えなくなるのを確認して、私は黒板の前まで行った。
「皆〜注目!私ハッキリ言って、篠原さんのこと生理的にムリだから、皆でムシるよ。分かった〜?」
皆私に従った。
ガラッ
篠原さんが戻ってきた。
篠原さんは何も変わっていない。
そう、篠原さんだけ・・・。
皆篠原さんのことをムシり始めた。


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